巨大うなぎ沼伝説(小貝川・道仙田):うな丼発祥の地に伝わる幻の巨大沼とは?

巨大うなぎ沼伝説(小貝川・道仙田):うな丼発祥の地に伝わる幻の巨大沼とは? 沼レポ

「巨大うなぎ沼伝説」と聞いて、「えっ、何それ?」と思ったそこのアナタ。

実は茨城県龍ヶ崎市には、全長約2.8kmという驚きのスケールを誇る「うなぎ形の巨大沼」が存在するんです!しかもこの龍ヶ崎市は「うな丼発祥の地」としても知られているというから驚きです。

でもそんな巨大うなぎ沼はいったい誰が、そして何のために作ったのか…?

この記事では龍ヶ崎市に伝わる壮大(?)な伝説を追いかけながら、実際にその「巨大うなぎ沼」に足を運び、謎の真相に迫ります。

この記事を読み終える頃には、龍ヶ崎市に関する「どうでもいい知識」が一つ増えていること間違いなしです。さぁ!巨大うなぎ沼の謎を一緒に探りに行きましょう!

巨大うなぎ沼伝説(小貝川・道仙田):龍ヶ崎市はうな丼発祥の地

うな丼は、みんなに愛される日本の伝統料理です。

そんなうな丼ですが、龍ケ崎市が発祥の地ということをご存知でしょうか?ここでは、うな丼発祥のエピソードについて触れておこうと思います。

うな丼発祥の地としての龍ケ崎市

うなぎの蒲焼きは室町時代から食べられていましたが、当時は蒲焼が大皿に盛られて提供されていました。オン・ザ・ライスのうな丼スタイルが広まったのは江戸時代後半のことです。

その「うな丼」ですが、実は龍ヶ崎市の牛久沼が発祥の地として知られており、牛久沼の新鮮なうなぎが江戸へ運ばれ、広く親しまれるようになりました。

この背景には、大久保今助という人物のエピソードが深く関わっています。

うな丼の発祥:大久保今助のエピソード

大久保今助は江戸時代後期に活躍した人物で、彼が牛久沼で初めてうな丼を食べたことが、この料理の発祥に深く関係しています。

伝説によれば、今助は牛久沼の渡し船を待つ間、茶店でうなぎの蒲焼きと丼ぶりメシを注文しました。しかし料理が出てきた時、船頭から渡し船の出航を告げられてしまったとか。

うな丼を開発した大久保今助

大急ぎで食べなければならなくなった今助は、熱々の丼ぶりメシにうなぎの蒲焼きをのせて食べたところ、これが非常に美味であったことから、うな丼という料理が広まったとされています。

クマゴロ隊長
クマゴロ隊長

日本食は本来ご飯と汁物、おかずを別々に配膳するのが正しい形式なので、丼物ニューの誕生秘話は「急いでいたので仕方なく」系が多いよね。

クマ子隊員
クマ子隊員

確かカツカレーの誕生秘話も「急いでいた」系でしたよね。大久保今助のエピソードはこちらのサイトで詳しく紹介されています。

うな丼発祥の地 龍ケ崎市の牛久沼(市内うなぎ専門店一覧)|龍ケ崎市公式ホームページ

 

巨大うなぎ沼伝説(小貝川・道仙田):巨大うなぎ伝説に迫る

さて、龍ケ崎市が鰻丼発祥の地であることをご紹介しましたので、いよいよこの記事の本題である「巨大うなぎ沼」について迫ってみようと思います。

龍ヶ崎市には巨大うなぎが現在も潜んでいる!?

牛久沼(龍ヶ崎市)といえばうな丼発祥の地として有名ですが、実はそれだけではありません。なんとこの地には、なんと巨大うなぎが現在も潜んでいます。その大きさはなんと、長さが約2.8km。

そんなバカな!と思ったアナタ、なんとその姿をGoogleマップで確認することができます。
こちらをご覧ください。

分かりますかね?うなぎ屋さんの看板でよく見かける「う」の形をした沼が、なんと龍ヶ崎市に存在するんです。

道仙田マップ

この「ウナギ形の沼」、実は小貝川が形成した三日月湖です。

小貝川には多くの三日月湖がありますが、この湖は特にうなぎの形に似ている点が特徴です。さらに、偶然にもうなぎの名産地である龍ヶ崎市に位置しているというのが、非常に興味深いですよね。

巨大うなぎ沼とは?

このうなぎ形の沼ですが、正式名称は「道仙田(どうせんだ)」といいます。

しかしこの記事では親しみを込めて「うなぎ沼」と呼ばせていただきます。この沼は龍ヶ崎市の水田地帯に広がっており、地域農業の利水に活用されています。

うなぎ沼のビュースポット

うなぎ沼の周囲には、美しい景観を楽しむスポットが点在しています。

VIEW SPOT(1) ふるさとふれあい公園内の橋(ふれあい橋)

うなぎ沼の東岸にある「ふるさとふれあい公園」駐車場から、西岸の公園エリアへ渡る橋は、安心して沼の美しい景色を楽しむことができる絶好のスポットです。

VIEW SPOT(2) 沖須橋付近

県道208号線にかかる沖須橋からの眺めは、北側に広がる緑豊かな自然と、南側に広がる太陽の光を受けてキラキラと輝く水面、この二つの異なる景色を楽しむことができます。

VIEW SPOT(3) 高須町の橋

沼の南半分では沼を直接見られる場所が限られていますが、高須町にある橋はその貴重なスポットの一つです。ただしこの橋は幅が狭く車両も通行するため、見学の際は注意が必要です。

VIEW SPOT(4) 小貝川の堤防上

小貝川の堤防上、うなぎ沼を高所から眺めることができる絶好のスポットです。また小貝川とうなぎ沼の両方を一度に見渡せるため、この場所が三日月湖であることを実感できます。

ふるさとふれあい公園

ふるさとふれあい公園は、うなぎ沼の畔にある自然豊かな公園です。広々とした芝生広場が広がり、野球やサッカー、その他様々なスポーツが楽しめる広場に、バーベキューエリアも完備されています。

また屋内には陶芸や絵画などの創作活動ができるアトリエもあり、子供から大人まで楽しめるスポットです。特に、家族連れやグループでのピクニックやアウトドア活動に最適な場所です。

ふるさとふれあい公園|龍ケ崎市公式ホームページ

今回はこの「ふるさとふれあい公園」で、大久保今助の「うな丼発祥の地体験」を楽しんでみましょう。詳細については記事の後半でご紹介します。

「う」の点の部分

この三日月湖がうなぎの形に見える最大の要因とも言える「う」の点の部分に行ってみましょう。ここは名もなき小さな溜池のようです。

「う」の点の部分

この池は周囲の水田と用水路で繋がっており、灌漑の一部として機能しているようです。池の周囲には放置された水道管の余りが見られ、かつて利水工事が行われたことを示しています。

さらに、この池とうなぎ沼が地下で繋がっている可能性も考えられ、この地域の灌漑システムの重要な役割を担っていると推測されます。

中沼

中沼はうなぎ沼のわずか南側に位置する沼で、ヘラ釣りの名所として知られています。通りから自動車で直接沼畔までアクセスできるため、遅い時間でも多くの釣り人が訪れています。

中沼マップ

龍ヶ崎市が管理しているようですが、口コミではマナーの悪い釣り人による環境への影響を心配する声も多くあります。この沼も農業用に活用されているため、環境への配慮が求められています。

 

巨大うなぎ沼伝説(小貝川・道仙田):大久保今助スタイルで楽しむ

うな丼発祥の地に来たのですから、やっぱり食べたいですよね?「うなぎ」

龍ケ崎市内にはうなぎの名店が多数ありますが、ここでは大久保今助スタイルでうな重を楽しむ方法をご紹介します。

牛久沼・龍ヶ崎でうなぎ三昧:うな丼発祥の地・龍ケ崎市の全うなぎ店リスト
牛久沼・龍ケ崎市はうな丼発祥の地!歴史を紐解きつつ、龍ケ崎市内の全うなぎ店を網羅したガイドです。

自分だけのうな丼を作る!沼ビューでの贅沢な体験

龍ヶ崎市の魅力は、ただうなぎ屋で食事をするだけでは終わりません。大久保今助がうな丼を初めて食べたスタイルを現代に再現し、自分だけのうな丼を作ってみましょう。

自分だけのうな丼を作る

そして、そのうな丼を特別な場所で楽しむことで、龍ヶ崎市ならではの贅沢な体験ができます。それが、この「うなぎ沼を眺めながらのうな丼」です。

この食事はここ龍ヶ崎市でしか味わえない、特別な体験です。

うなぎ沼を眺めながらうな丼を食べる

食材の調達

大久保今助は牛久沼の渡し船乗り場付近の茶屋でうなぎの蒲焼と丼ぶりメシを調達しています。現在はもうその渡し船も茶屋も存在しないので、うなぎ沼周辺で食材を調達します。

うなぎ沼は龍ヶ崎市街地からも近いため、食材の調達は比較的容易です。今回はうなぎ沼に最も近いスーパーマーケット「タイヨー龍ヶ崎店」を利用しました。

タイヨー龍ヶ崎店
竜ヶ崎店 – スーパーマーケットタイヨー
まごころを食卓へ

地元産の蒲焼はありませんでしたが、なんと割引シールの貼られた蒲焼をゲット。お値段は脅威の安さ、税込430円でした。

続いて丼ぶりメシです。こちらはなんと炊き立ての千葉県産多古米をゲット。お値段は大盛りで税込120円、これで2杯分作れるでしょう。

ということで、材料費は一杯あたり驚愕の税込490円です。
それでは調達した食材を持って、最高の沼ビュースポットへ向かいましょう。

大久保今助スタイルでオン・ザ・ライス

最高の沼ビュースポットに到着したら、調理を開始します。と言っても、蒲焼を丼ぶりメシにのせるだけ、これが大久保今助スタイルです。

しかしスーパーで買った白米の容器に蒲焼をのせるだけでは味気ないので、使い捨てタイプの丼を100円ショップなどで事前に購入しておくと良いでしょう。

クマゴロ隊長
クマゴロ隊長

今回の撮影では、一応ちゃんとした丼重を用意しました。少し小さめの丼重を使うと、小さな蒲焼でも見た目を豪華に仕上げることができます。

クマ子隊員
クマ子隊員

サイズ感は女性用のお弁当箱より少し大きい程度なので、大食い男性は2〜3個持ち歩いた方がいいですね。

沼を見ながらの食事の楽しさ

うな丼が完成したら、次はうなぎ沼へ向かいましょう。沼のほとりに立ち、その形を眺めながらうな丼を楽しむひとときは、まさに龍ヶ崎市ならではの贅沢な食事です。

沼の静かな水面に映る空や緑を眺めながら、口に運ぶうな丼の味わいは格別。自然の中で歴史と風景を味わうこの瞬間は、心に残る特別な思い出になることでしょう。

クマ子隊員
クマ子隊員

そのうなぎ中国産だろーってツッコミが入りそうですけどね。。

クマゴロ隊長
クマゴロ隊長

世界第2位の経済大国で、世界有数の超大国である中国で生産されたうなぎが、こんなお手頃価格で食べられるってことだよ?

クマ子隊員
クマ子隊員

確かに2人分で税込980円で沼ビューまで付いて、お得度は満点でしたね。

 

巨大うなぎ沼伝説(小貝川・道仙田):うなぎ沼へのアクセス

うなぎ沼は関東鉄道竜ヶ崎線の竜ヶ崎駅から約2kmの距離に位置しており、主要な県道も近くを通っています。

また沼畔にある、ふるさとふれあい公園には無料駐車場が完備されているため、車でのアクセスも非常に便利です。

公共交通機関を利用する場合も、車で行く場合も、まずは「ふるさとふれあい公園」を目指すと良いでしょう。

ふるさとふれあい公園へのアクセス

自動車の場合

東京から向かう場合、常磐自動車道を谷和原IC出口で下り、国道294号線と県道251号線、県道208号線を通って向かいます、都心からの所要時間は1時間程度です。

カーナビの目的地は以下で設定しましょう。

龍ヶ崎市ふるさとふれあい公園
住所:龍ヶ崎市ふるさとふれあい公園
電話:0297-62-7628
種類:公園
駐車:無料駐車場あり

公共交通機関の場合

関東鉄道竜ヶ崎線の竜ヶ崎駅からは、龍ヶ崎市コミュニティバス「06佐貫・河原代線」に乗り、「総合福祉センター」バス停で下車します。

ただしバスの本数は少ないため、事前に時刻表を確認しておくことが重要です。

路線図・時刻表|龍ケ崎市公式ホームページ

徒歩の場合、距離は約2kmで、所要時間はおよそ30分です。歩道が整備された道がほとんどですが、暑さや寒さ、時間帯によっては十分な準備が必要です。

関東鉄道竜ヶ崎線の魅力

竜ヶ崎駅へのアクセスには、関東鉄道竜ヶ崎線が便利です。

このローカル鉄道は、歴史を感じさせる古き良き雰囲気が魅力で、ゆったりとした時間が流れる車内からは、龍ヶ崎の豊かな自然を楽しむことができます。

鉄道自体も地元の人々に愛されており、温かみのあるローカル線ならではの旅情が味わえます。ちょっとしたノスタルジーを感じながら、龍ヶ崎への旅を楽しんでみてください。

龍ヶ崎のややこしい補足

なお、少しややこしいのですが、関東鉄道「竜ヶ崎線」は常磐線「龍ヶ崎市駅」と関東鉄道「竜ヶ崎駅」を結ぶローカル鉄道です。

ただし、常磐線「龍ヶ崎市駅」と接続している関東鉄道「竜ヶ崎線」の駅名は「佐貫駅」です。常磐線「龍ヶ崎市駅」も以前は「佐貫駅」でしたが、2020年に駅名が変わりました。

ちなみに「龍ヶ崎市役所」の最寄駅は「竜ヶ崎駅」です。この記事でも登場した牛久沼は、その全域が龍ヶ崎市に位置し、牛久市には位置しません。

クマゴロ隊長
クマゴロ隊長

このカオスっぷりがたまらない。

クマ子隊員
クマ子隊員

もう目が回ってきました。。

 

巨大うなぎ沼伝説(小貝川・道仙田):まとめ

牛久沼はうな丼発祥の地としての歴史や、「うなぎ沼(正式名称は道仙田)」など、他では味わえない魅力を持つ場所です。

また関東鉄道竜ヶ崎線を使って昔ながらの風情を感じながら訪れる旅は、特別な思い出になるでしょう。

さらに自分だけのうな丼を作って、うなぎ沼を眺めながら味わう贅沢なひとときは、牛久沼・龍ヶ崎ならではの体験です。

次の週末、ぜひ龍ヶ崎でこの特別な体験を楽しんでみてください。

 

あとがき

最後までご覧頂きありがとうございました。この記事のあとがきは以下のサイトでご覧頂けます。

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