尾久は「住みたくない」とネット上で話題になることが少なくありません。少し調べてみるだけで、様々ネガティブ意見や噂が出てくるかと思います。
しかし、これらの噂は本当に事実なのでしょうか?
本記事では、尾久に関する噂の真相を徹底的に検証し、その実態を明らかにしていきます。
この記事を読むことで、尾久の基本情報から歴史的背景、実際の生活環境や街の魅力、そして噂の裏にある意外な事実を知ることができます。
尾久という街を正しく理解し、住むかどうかの判断材料を得ることができるでしょう。尾久について興味のある方や、実際に引っ越しを検討している方には必見の内容となっています。
ネット上には「尾久」に関するさまざまな情報が溢れていますが、中には不動産関連事業者による意図的なネガティブ記事も含まれている可能性があります。本記事はそうした不動産サービスの販売や紹介を目的としたものではなく、純粋に街の噂を検証し、読者の皆様に事実をお届けすることを目的としています。
尾久には住みたくない?:尾久に関するネガティブな噂
尾久の基本情報
尾久(おぐ)は荒川区の「東尾久」や「西尾久」といったエリアを指します。ただし、JR東北本線の「尾久(おく)駅」は北区昭和町に位置しており、駅名と住所が一致しないという少し複雑な場所です。
この駅名は、隣接する荒川区の尾久から名前を借りて付けられたとのこと。
尾久は、都電荒川線(東京さくらトラム)やJR東北本線を中心に発展した地域です。昭和の面影を色濃く残す下町の雰囲気が魅力で、住宅地や商店街が広がっています。
また区営の遊園地「あらかわ遊園」もあり、家族連れや地域の人々に親しまれています。
一方で尾久駅の南側には広大な車両基地が広がっており、ここで寝ているレアな車両を駅のホームから見ることができるため、鉄道マニアの間では撮影スポットとしても有名です。
しかしこの車両基地によって駅の南北が大きく分断されていることから、生活圏は実質的に駅の改札口がある北側に限られているのがこの街の特徴です。
この記事では、北区昭和町、荒川区西尾久・東尾久(日暮里舎人ライナーより西側部分のみ)を尾久駅周辺としました。
尾久駅の南側(北区上中里地区)は連絡地下道を通って尾久駅からもアクセス可能ですが、ここは京浜東北線の上中里駅の方が利便性が高いため、今回は調査対象から外しています。
尾久に住みたいくないと言われる理由
「尾久に住みたくない」と言われる理由は、ネットやSNS上でよく挙げられるものとして以下の8つが考えられます。(なお、以下の画像は実際の尾久とは無関係のイメージ画像です)
尾久の噂①:自然環境が悪い
尾久は緑地が少なく、「コンクリートに囲まれた地域」という声があります。住宅や商店街が密集しており、自然を感じることが難しいと指摘されることも。緑に囲まれた環境を求める人には不向きとの意見がみられます。
尾久の噂②:治安が悪い
尾久は特に夜間、人通りや街灯が少ないため「暗くて怖い」といった声がよく聞かれます。
そのため、一部エリアでは女性の一人歩きは避けたほうが良いとの意見もあります。
尾久の噂③:水害リスクが高い
尾久は隅田川や荒川に近いため、水害のリスクが高いと言われています。そのため「大雨が降ったら浸水するのでは?」という懸念から、この地域で暮らすことを躊躇う人も多いようです。
尾久の噂④:終電が早い
JR尾久駅は終電が早くて不便との指摘があります。特に下り列車の終電が早いため、飲み会の後などに終電を逃すのでは?と、都心からの帰宅時に不便を感じる人がいるようです。
尾久の噂⑤:飲食店が少ない
尾久は「飲食店が少なく、特に子連れで外食をする際に選択肢が限られる」という意見があります。
特にチェーン店やカフェなどが少ないため、食事を外で済ませたい人は不便と感じることが多いとか。
尾久の噂⑥:買い物が不便
尾久にはショッピングモールなどが無く、買い物をする際に苦労するとの声があります。
スーパーや商店街はあるものの、イマドキの物が手に入らないようです。
尾久の噂⑦:娯楽施設がない
尾久には娯楽施設がほとんどないという口コミもあります。
映画館やカラオケなどの施設がないため、遊びの選択肢が少ないと感じる人が多いようです。
尾久の噂⑧:鉄道の騒音が酷い
尾久では、駅の南側に広がる車両基地からの作業音や、貨物列車などの鉄道走行音がうるさいとの声があります。
特に早朝や深夜の騒音が気になるという声もあります。
尾久駅は都心ですし、上野駅のお隣なのに終電が早いというのは少し意外に感じますね。
確かに。車両基地の街なので鉄道騒音は避けられないかもしれませんが、終電が早いという話は都市伝説のようにも感じます。実際に現地で確かめてみましょう。
尾久には住みたくない?:噂の真相を徹底調査
ネットやSNSでは「尾久には住みたくない」とされる理由について、さまざまな噂が飛び交っています。しかし実際に現地を訪れてみると、噂と現実にはギャップがあることが分かります。
ここでは噂の真相を一つずつ掘り下げ、現地調査の結果をお伝えします。
噂の真相①:自然環境が悪いのか?
尾久は緑地が少なく、「コンクリートに囲まれた地域」という声があります。住宅や商店街が密集しており、自然を感じることが難しいと指摘されることも。緑に囲まれた環境を求める人には不向きとの意見がみられます。
調査結果:確かに自然は少ない
尾久は住宅が密集しており、自然が非常に少ない印象です。街路樹もほとんど見当たらず小規模な児童公園が点在している程度で、家の近くで子供が安全に遊べる場所は限られています。
ただし隅田川沿いまで足を伸ばすと、あらかわ遊園や宮前公園親水エリアといった自然豊かなスポットがあり、自然を楽しむことができます。
しかし、これらの施設は尾久駅周辺の住宅地から距離があるため、日常的に利用するにはやや不便です。
特に小さな子供を持つ家庭では、親が隅田川沿いまで付き添う必要があり、近隣に気軽に利用できる公園がないのは生活面で大きな課題と言えるでしょう。
全体的に尾久は自然環境を求める人には物足りない面が多いですが、隅田川沿いのスポットを活用すれば一定の満足感を得られる可能性はあります。
私たちが生息している足立区は公園の多さが話題になるほどなので、これくらいが一般的なのかもしれませんけどね。
噂の真相②:治安の実態はどうなのか?
尾久は特に夜間、人通りや街灯が少ないため「暗くて怖い」といった声がよく聞かれます。
そのため、一部エリアでは女性の一人歩きは避けたほうが良いとの意見もあります。
調査結果:全然暗くない
尾久の治安に関する噂では、「夜間は街灯が少なく暗い」という声が特に目立ちます。そのため、女性が夜に一人で歩くのは不安だという意見が多く見られます。
しかし実際に尾久周辺を夕方から夜にかけて歩いてみましたが、街灯の数は十分にあり、下町らしい落ち着いた雰囲気の中、不安を感じるほどの暗さではありませんでした。
また駅周辺や住宅街の主要な通りでは女性が一人で歩いている光景もよく見られ、人通りもそれなりにあるといった印象を受けます。
尾久は古い街並みが残る地域で細い路地が多いため、場所によっては街灯の光が届きにくいことも事実です。特に古くからある住宅街では、新しい街に比べて暗く感じる箇所が多くなりがちです。
しかし現在の尾久に関して、他の街に比べて「暗くて怖い」ということはないと感じます。
尾久での生活を検討している方は、特に夜間に現地を訪れて街の雰囲気や明るさ、人通りを確認することをおすすめします。
下町は住宅が密集して生活感が溢れているため、暗くても怖さを感じない傾向があります。それでも足立区西新井の暗さと比べたら、尾久の夜はむしろ明るく感じるほどです。
確かに、尾久よりも夜道が暗い足立区西新井でも、女性が夜道を普通に歩いている光景をよく見かけます。「西新井の暗さ」についてはこちらの記事でご紹介しています。
噂の真相③:水害リスクは本当に高い?
尾久は隅田川や荒川に近いため、水害のリスクが高いと言われています。そのため「大雨が降ったら浸水するのでは?」という懸念から、この地域で暮らすことを躊躇う人も多いようです。
調査結果:事実だが、尾久だけに限った話ではない
尾久は隅田川や荒川といった大河川の近くに位置しており、水害リスクが高いとされる地域です。
荒川区が発行しているハザードマップでは、荒川流域が氾濫した場合、尾久駅周辺の多くが3~5mの浸水被害を受ける可能性が示されています。
ただしこれは尾久に限ったリスクではありません。荒川流域が氾濫すれば千代田区などの都心部も広範囲で浸水し、東京の都市機能全体が停止するリスクがあると指摘されています。
つまり水害リスクは尾久だけの課題ではなく、東京都心に住む人々が共通して抱える問題です。
- 荒川氾濫シミュレーション(国土交通省)
- この動画は、荒川の洪水が発生した際、鉄道や地下鉄網を通じて被害が都心部に拡大し、都心全体が水没し甚大な被害を受けるシミュレーションです。
一方で荒川流域では長年にわたる治水対策が行われており、この数十年間、大規模な水害は発生していません。その結果、住民の間ではリスクが軽減されたとの認識も広がっています。
水害リスクは現実として存在しますが、過剰に恐れるのではなく、正しい知識と適切な対策が重要です。
ハザードマップを活用し、自分が住む場所の状況をしっかりと把握した上で、リスクを考慮した住環境を選ぶことをおすすめします。
噂の真相④:終電の早いって本当?
JR尾久駅は終電が早くて不便との指摘があります。特に下り列車の終電が早いため、飲み会の後などに終電を逃すのでは?と、都心からの帰宅時に不便を感じる人がいるようです。
調査結果:事実です。(上野発23:46が終電)
尾久駅の終電は下りが「23時51分(尾久駅着)」ですので、東京の感覚では少し早いと感じるかもしれません。この列車は上野駅を23時46分に出発し、終点の籠原駅には0時59分に到着します。
高崎線や宇都宮線のように長距離運行を前提とした路線では、終着駅への到着時間を考慮したダイヤが設定されるため、尾久駅のような都心駅の終電が早くなってしまうという事情があります。
そのため、飲み会や残業で遅くなった場合には不便に感じることもあるでしょう。
ただし尾久駅周辺には山手線や京浜東北線が並行して走っており、田端駅や上中里駅など、より遅い時間まで利用できる駅もこのエリアの徒歩圏内にあります。
つまり、尾久駅の終電が早いというデメリットは代替ルートによってカバーできるというわけです。
もし田端駅から歩ける距離に部屋を借りるのであれば、尾久駅の終電を逃してもプラス1時間は呑める?ということがお分かり頂けると思います。
尾久駅:上野発23:46が終電(高崎線)
上中里駅:上野発00:30が終電(京浜東北線)
田端駅:上野発00:46が終電(山手線)
尾久での生活を検討する際には、終電を逃した場合の代替ルートを事前に確認しておくことが重要だと言えます。
なお、今回ご紹介した列車の時刻は本記事発行時点(2025年1月)のものです。
噂の真相⑤:飲食店が少ないって本当?
尾久は「飲食店が少なく、特に子連れで外食をする際に選択肢が限られる」という意見があります。
特にチェーン店やカフェなどが少ないため、食事を外で済ませたい人は不便と感じることが多いとか。
調査結果:入りやすい店は少ない
尾久の飲食店事情については、特に尾久駅周辺が他の駅と比べて少ないと感じられます。
駅前にはコンビニとラーメン店、立ち食い蕎麦店がある程度で、女性でも気軽に立ち寄れるカフェやランチスポットは見当たりません。
駅前を走る明治通り沿いにはファミリーレストランや小規模な飲食店も点在していますが、都心の水準としてはその数は控えめです。
尾久が住宅地や小規模な工場を中心に形成された地域であることから、外食の需要自体が高くないということも背景にあると考えられます。
さらに尾久駅の乗車人員は東京都区内でワースト5に入るほど少なく、このことも飲食店が少ない要因の一つと言えるでしょう。その反面、歓楽街のような喧騒とは無縁で、静かな街の雰囲気が特徴です。
飲食店の少なさをどう捉えるかは個人のライフスタイルによりますが、静かで暮らしやすい街を好む方にとっては、さほど気にならない点かもしれません。
静かな生活環境を求めつつ、上野駅までわずか5分という利便性を魅力と感じる方にとっては、大きな問題にはならないでしょう。
噂の真相⑥:買い物の不便さはどうなのか?
尾久にはショッピングモールなどが無く、買い物をする際に苦労するとの声があります。
スーパーや商店街はあるものの、イマドキの物が手に入らないようです。
調査結果:確かに無いが、上野へ行けばいい
実際、尾久にはショッピングモールのような施設はありません。そのため、ファッションアイテムや化粧品などを購入する場所には恵まれていないと言えるでしょう。
一方でスーパーマーケットや商店街は充実しており、食料品や日用品の買い出しには不自由しない環境が整っています。
なお、尾久駅のすぐ隣には上野駅です。つまり尾久住民はアクセスの良さを活かして、必要に応じて大型店舗やブランドショップへ足を運ぶことも容易というわけです。
尾久では自宅近隣でオシャレな買い物ができる店舗が少ないと感じるかもしれませんが、それは尾久に限った話ではなく、多くの住宅街に共通する特徴とも言えます。
総じて尾久は静かで落ち着いた住宅地であり、日常生活に必要なものは地元で揃えつつ、都心へのアクセスの良さを活用すれば、買い物の不便さを感じることは少ないでしょう。
そんなに買い物の便利さを求めるなら、渋谷や新宿に住めば良いと思いますけどね。
家賃の問題などもありますし。。それに、そういうタイプの方は間違いなくこの記事を読むことはないと思います。。
噂の真相⑦:娯楽施設がないって本当?
尾久には娯楽施設がほとんどないという口コミもあります。
映画館やカラオケなどの施設がないため、遊びの選択肢が少ないと感じる人が多いようです。
調査結果:確かに無いが、上野へ行けばいい
尾久には映画館やカラオケ、ボーリング場といった若者向けの娯楽施設はほとんど見当たりません。
しかし、この点は「買い物が不便」という噂と同じように考えることができます。尾久は娯楽を楽しむための街というよりも、静かで落ち着いた生活環境を提供する住宅地という印象が強いエリアです。
さらに尾久は都心へのアクセスが非常に良好で、上野や秋葉原といった娯楽施設が充実したエリアへ短時間で移動できるのが大きな魅力です。
そのため、尾久は静かな暮らしを求める人にとって理想的な住環境と言えます。
娯楽施設が少ないという点は一見デメリットのように思えますが、実際には住宅地としての魅力を高める要因の一つとも言えるでしょう。
私だったら、自宅周辺にカラオケやボーリング場が建設されることを知ったら全力で反対しますけどねえ。
生活する場所が静かでありながら、近くに気軽に遊べる場所がある環境は、最もバランスの取れた理想的な条件と言えるかもしれません。
噂の真相⑧:鉄道の騒音は本当に酷い?
尾久では、駅の南側に広がる車両基地やからの作業音や、貨物列車などの鉄道走行音がうるさいとの声があります。
特に早朝や深夜の騒音が気になるという声もあります。
調査結果:全然酷くない。むしろ静か。
尾久の鉄道騒音に関して、「車両基地があるため、作業音や走行音がうるさい」という噂がありますが、実際にはそこまで気になるものではありません。
車両基地は尾久駅の南側に位置しており、線路沿いの一部では騒音が聞こえる可能性はありますが、それは線路沿いに住む場合の一般的な条件と言えるでしょう。
尾久駅周辺ではJR東北本線と明治通りが並行して走っており、むしろ騒音の原因として挙げられるのは車の通行音のほうが多いと感じました。
ただし明治通りから北側に1~2本入ったエリア以北は非常に静かで、またこの地域の特徴として車通りが少ないため、とても落ち着いた生活環境が広がっています。
確かに場所によっては騒音が気になるケースもあるかもしれませんが、それは鉄道特有の問題というより、住環境全体の問題として考えるべきでしょう。
お部屋を借りる際は現地で時間帯ごとの音環境を確認することをおすすめしますが、尾久全体として鉄道騒音が特に酷いということは無いと感じました。
むしろマイカーでブンブン言わせたい(移動したい)人には、この街はあまり適していないかもしれませね。全体的に車の通行量が少ないですし、道も細いですから。
尾久には住みたくない?:尾久についてもっと詳しく
尾久という地名の由来
尾久(おぐ)という地名には、地域の歴史や地形に由来する複数の説が存在します。
鎌倉時代や江戸時代の記録に基づくものから、地名の表記ミスが由来とされる説まで、その背景にはさまざまな面白エピソードが秘められています。
鎌倉時代の地名説
鎌倉時代、この地域は「武蔵国豊島郡小具郷(おぐのさと)」と呼ばれてました。
この「小具(おぐ)」が現在の尾久(おぐ)という地名の由来となったという説。
すみっコぐらし説
江戸時代、この地域が江戸城から見て北の「奥(おく)」に位置していたことが地名の由来となったという説。
当時は田畑が広がる閑散とした地域だったようです。
大食い説
歴史書の「吾妻鏡」ではこの地域が「犬食名」と記載されています。
しかしこれは「大食名」の誤記であり、この「大食(おおぐい)」から「おぐ」になったという説。
この地域は鎌倉鶴岡八幡宮の社領だったので、鎌倉側の人々が”年貢を貢がせる場所”として揶揄し、「小具」を「大食」として吾妻鏡に書いた可能性も考えられます。仮説ですが。
つまり大食いをしていたのは荒川区民ではなく、鎌倉市民ってことですね。ちょっとヒドイ。。
オトナの街だった尾久
大食名だった?尾久の発展が始まったきっかけは、大正初期に発見された温泉でした。
この温泉を中に、王子電気軌道(現在の都電荒川線:東京さくらトラム)沿いに荒川遊園が建設され、料理屋や芸妓屋、温泉旅館といった大人向けの施設が立ち並ぶ賑やかなエリアとなりました。
そのため尾久は都電沿いを中心に街が発展し、都電駅から国鉄東北本線方面に向かって商店街が延び、そこを軸に住民が増えていきました。
一方、尾久駅は東北本線の複々線化に伴い後年になって開業したもので、商業施設や大規模な駅前開発が行われることはありませんでした。
そのため、現在でも尾久駅前には飲食店や商業施設が少なく、駅としての存在感が薄い要因となっています。
足立姫伝説(荒川に伝わる神秘の物語)
昔々、荒川周辺を拠点とする長者に「足立姫」という美しい娘がいました。
足立姫は隣接する地域の長者に嫁ぎましたが、嫁ぎ先で姑にいじめられ、最終的に川に身を投げてしまったという悲劇的な伝説が残されています。
しかしこの伝説、荒川を挟んで足立区と北区で解釈が異なります。足立区側は「姫は足立区出身で北区に嫁いだ!」と主張し、北区側は「姫は北区出身で足立区に嫁いだ!」と発言しているのです。
つまり、お互いに「娘をいじめたのはお前だ!」と主張しているわけで、足立区と北区の「仲の悪さ」が浮き彫りになっている点が非常に興味深いです。
それでも、足立姫の物語はその美しい伝承が多くの人々に愛され続けています。近年ではオペラの題材として取り上げられたり、和菓子の名前に使われるなど、現在でも広く親しまれています。
そんな足立姫に関する両者の主張、足立区の主張は公式HPで、北区側の主張はあらかわ遊園横の船方神社(地図)で見ることができます。(今回の対象範囲から僅かに外れますが)
足立区は「フランスに移住した黄色いパーカーのオッサン(北区出身)」にも散々言われてますからね、しっかり言い返した方がいいと思います。
せっかくの綺麗なお話を台無しにする進行しないでください。。
尾久には住みたくない?:結局ヤバいの?ヤバくないの?
結論:ヤバくないです。
結論として、尾久に住むことを避ける明確な理由は特に見当たりませんでした。自然が少なく住宅が密集した下町の雰囲気が特徴ですが、これを魅力と感じる人にとっては快適に暮らせる街です。
一方で、広々とした近代的な街並みを求める人には少し物足りないかもしれません。
買い物の不便さや終電の早さ、水害リスクなどの課題もありますが、都心へのアクセスの良さがそれらを補います。静かで落ち着いた環境と便利な立地が両立した街と言えるでしょう。
ネット上で語られる噂よりも、実際の尾久は良い印象を受けました。尾久は「意外と住みやすい街」と感じられる場所です。興味のある方は、ぜひ一度訪れて自分の目で確かめてみてください。
最後はラーメンをSUSURIながら失礼します。尾久駅前にある「大将」さんで「大将ラーメン」を頂きましたが、ピリ辛の味付けが絶妙でバリウマ。リピートしたいと思える一杯でした。
この時は日曜の午後ということもあり、どのお店も閉まっていて困りましたが、「大将」さんは夜遅くまで営業しているとのことなので、非常に頼りになる存在です。
尾久には住みたくない?:まとめ
今回の調査で明らかになったのは、尾久はネットで囁かれるネガティブな噂ほど「住みたくないような街ではない」ということです。
自然の少なさや買い物の不便さ、水害リスクなどいくつかの課題はありますが、都心への抜群のアクセスの良さや静かで落ち着いた環境は大きな魅力です。
尾久は、下町の雰囲気が好きな人にとっては非常に住みやすい街と感じられると思います。一方で、広々とした近代的な環境を求める人には少し合わないかもしれません。
いずれにしても、住む場所としての魅力は人それぞれのライフスタイルに依存します。
「尾久には住みたくない」と思う前に、一度実際に訪れて街の雰囲気を感じてみることをおすすめします。きっと、意外な発見や新しい視点が得られるはずです。
コメント