会社の目標設定がめんどくさいの、同感です:コピペで終わらせよう!

会社の目標設定がめんどくさいの、正解です:コピペで終わらせよう! 沼NEWS

会社の目標設定って、正直めんどくさいと思っていませんか?

本記事は「また今年もあれ書かされるのか…」とうんざりしているサラリーマンに向けて、それがなぜここまで面倒に感じるのかを言語化し、“とりあえず提出を終わらせる”テンプレートも紹介しています。

評価に直結しない目標の記入、決められた数字を自分の意思として書かされる謎文化、やらなくても怒られるからやってるだけの現実…。

そのイライラ、実はあなただけではありません。

この記事を読めば、「あるある」と共感しながら、最短で目標設定を終えるための実用的なヒントまで辿り着けます。

 

会社の目標設定なんて、最初から“全部決まってる”のに

数字は部署で割られた時点で決まってる

会社の目標設定は、そもそも最初から“決まっているもの”だと感じています。

中期経営計画や年度予算など、経営層の会議で決められた数字が部署単位に割り振られ、さらにチームごと、個人ごとに細かく配分される流れです。

つまり、私たちは自分の意思で「この目標にします」と決めているわけではなく、“与えられた数字”をあたかも自分の目標であるかのように書かされているにすぎません。

この時点ですでに「自分で立てた目標」という前提が崩れているように思うのですが、それでもなぜか形式上は“自己設定”として処理されるあたりに、大きな違和感を覚えます。

「私の目標は100万です」って書く意味、ある?

「私の目標は100万です」って書く意味、ある?

上司から「あなたの目標は100万円です」と言われたあとに、改めて「私の目標は100万円です」と入力する必要性が、私には正直よくわかりません。

上司が伝えた数字を了承して、実務に取りかかっている時点で“目標共有”はすでに成立しているのではないでしょうか。

それをさらに文章に起こし、「あなた自身がそう書いたんですよね」と言わんばかりの雰囲気が漂うのは、どこか腑に落ちません。

しかも目標を達成しても、その評価が確実に反映されるわけではないケースも多く、書いたところで報われる実感が持てないこともあります。

結果として、「だったら書かせないでほしい」という気持ちにすらなってしまうのです。

「やります」とか言わなくても、やるのがサラリーマンなんだよ

目標設定の場面で「やります」とわざわざ言葉にしなくても、仕事である以上「やるのが当然」というのがサラリーマンの現実だと思います。

数字を割り振られた時点で、その達成に向けて行動することは当たり前ですし、それを“意思表示”として再確認させられるのは、あまりに形式的すぎる気がします。

むしろ「やるかやらないか」ではなく、「やらなければいけないからやる」という環境の中で働いているのが現実であり、そこにあえて“自主的な言葉”を求められるのは、少し違和感があります。

私としては、言葉ではなく実際の行動や結果を見て評価してほしいと思っています。

 

なんでそこまで書かされるの?って思ってること、全部言うね

「チームでどう動くか」なんて、口頭で言われてること書くだけじゃないですか

目標設定の中でよく出てくる「チーム内での役割」や「どう貢献していくか」という項目ですが、これも正直なところ、あまり意味があるようには思えません。

というのも、上司やリーダーからは日常的に「後輩のサポートを頼むね」「リーダーシップ取ってね」といった指示が口頭で出ており、すでにチーム内での期待や役割は共有されているからです。

にもかかわらず、改めて「それを自分の言葉で書いてください」と言われると、ただの“再入力作業”のように感じてしまいます。仕事としての話であれば、わざわざ作文のように書く必要があるのか、と毎期モヤモヤします。

「スキルアップ」って、勤務時間外の勉強まで報告するのですか?

「スキルアップ」って、勤務時間外の勉強まで報告するのですか?

目標設定で特に違和感を覚えるのが、「スキルアップ」に関する項目です。「今期はこの資格を取得します」「この分野を学びます」などを書くことが求められますが、果たしてそれは業務時間中に取り組んでいいのでしょうか。

多くの場合、学習は自己投資として勤務時間外に行うものであり、それを会社側が“目標”として設定させることには疑問を感じます。

さらに、うっかり「英語を勉強します」とでも書けば、「じゃあ社内で英語プレゼンしてみようか?」といった話になりかねず、書くことで自ら余計な負荷を背負うリスクもあります。

勉強は大事だと思っていますが、それを報告義務のように扱われるのは、やはり納得がいきません。

目標って、正直“ウンコ報告”くらい意味がないと感じるときがあります

ちょっと乱暴な表現かもしれませんが、毎回目標を入力するたびに、「今日は何回ウンコしに行きました」と報告させられているような感覚に陥ることがあります。

もちろん日々の排泄が健康に重要なのは理解しています。

しかしそれを毎回「何時に行って、どんな硬さで、どんな気持ちでしたか?」まで細かく書けと言われたら「さすがにそこまで要りますか?」と感じてしまうはずです。

仕事の中で自然に行っていることを、あえて言葉にして記録させるこの“明文化の強制”は、働いている側からすれば、少し侮られているようにすら感じます。

見ていればわかる。そう思うのは、私だけではないと思います。

 

決められた書き方に従うのが、もう無理な人へ

会社の“目標テンプレ文化”が合わない方、他にもたくさんいます

目標設定の時期になると、「去年のやつ、ちょっと変えて出しとこ」なんて声が社内で飛び交うのをよく耳にします。

つまり、多くの職場では「こう書いておけば通る」というテンプレート文化が半ば常識のように定着しているわけです。

ただ、私のように“言葉のテンプレ化”に違和感を覚える人間にとっては、それが非常につらい。自由に書けと言われたのに、実際は形式や言い回し、提出タイミングまで細かく決められている。

結果的に「従える人=優秀」「従えない人=やる気がない」と見なされがちです。でもそうではありません。私はただ、決められた言葉に自分の考えを乗せることに、無理があると感じているだけなのです。

「通りやすい言い回し」に魂を込めろと言われても無理です

「通りやすい言い回し」に魂を込めろと言われても無理です

社内でよく聞くのが、「こう書いた方が印象がいいよ」「この言い回しだと“意欲あり”って思われやすいよ」といったアドバイスです。

たとえば「チーム視点で貢献する」「業務改善に積極的に取り組む」といった言葉。それらが有効なのはわかっています。

でも実際に書いている本人がその言葉に気持ちを込めていないことも多いのではないでしょうか。

私自身、「言葉の選び方ひとつで評価が変わるなら、もう仕事より作文力を評価されている気がする」と感じてしまいます。

書いている自分がすでに冷めている状態で「熱意を込めて」と言われても、それは無理があります。

「人と同じことを淡々と書く」ことが苦手な方、きっといます

目標設定の文章を書く際、テンプレのような構文でスラスラ書ける方を見ると、正直すごいなと思います。でも私にとっては、その「人と同じことをなぞるだけの作業」が毎回ものすごいストレスです。

「またこの時期が来たのか」と思いながら、何を書いても去年と似たような内容になる。どこまでが“去年の焼き直し”で、どこからが“今年の意欲”なのか自分でもわからなくなってきます。

毎年同じような内容を書かされるくらいなら、「今年も引き続き同様の方針で進めます」とだけ記入する欄を用意してもらいたい。それなら私は迷わず秒速で提出できます。

 

それでも出さないと怒られるから、最後に“通る例文”置いとくね

どんな職種でも使える、丸コピOKの目標テンプレ5選

目標設定の文章がどうしても書けない、考えるのすら面倒。でも出さないと上司に怒られる…。そんな方のために、どんな職種でも使える汎用テンプレートを5つご用意しました。

営業職、事務職、技術職、中間管理職、どの立場でも“それっぽく見える”構成にしています。必要であれば、文言を少し調整して使っていただければと思います。

正直なところ、目標設定でいちばん大切なのは「出すこと」です。評価のために書くというよりも、上司に突っ込まれないための“防御ツール”として割り切って使っていただければと思います。

売上・成果アップ系

  • 目標タイトル:売上目標の達成と月次進捗の安定化
  • KPI(定量指標):年間売上〇〇万円の達成(月平均〇〇万円)
  • アクションプラン: 週ごとの見込み客管理とクロージング状況を可視化いたします。月次の振り返りと改善策をチーム内で共有いたします。既存顧客のリピート促進キャンペーンを提案・実施いたします。

業務改善・効率化系

  • 目標タイトル:業務フローの見直しによる作業時間の削減
  • KPI(定量指標):月次作業時間を前年比10%削減いたします。
  • アクションプラン:現在の業務手順を分解し、重複・非効率な箇所を洗い出します。チーム内で改善案を共有し、合意のうえ実施いたします。自動化やテンプレート化できる業務をツール導入により対応いたします。

スキルアップ・自己研鑽系

  • 目標タイトル:業務関連スキルの向上と社内活用の推進
  • KPI(定量指標):〇〇資格の取得および社内応用実績1件
  • アクションプラン:月2回の自主学習時間を確保し、進捗を記録いたします。社内勉強会への参加または講師登壇を1回以上実施いたします。学んだ内容を資料化し、業務改善提案に活用いたします。

チーム貢献・関係性強化系

  • 目標タイトル:チーム内連携強化と新人サポートの実施
  • KPI(定量指標):連携に関するフィードバックを3件以上取得いたします。
  • アクションプラン:週1回の1on1面談や相談機会を設け、業務支援を行います。マニュアルや業務引継ぎ資料の整備・更新を主導いたします。チーム内での情報共有ルールを見直し、改善提案を行います。

新規提案・チャレンジ系

  • 目標タイトル:新たな業務改善アイデアの提案と試行
  • KPI(定量指標):新規提案3件提出、そのうち1件を実行段階へ移行
  • アクションプラン:週1回の業務振り返りを通じて課題を抽出いたします。他部署や外部事例を収集し、改善案に転用いたします。提案内容を資料化し、社内でのプレゼン・実行を推進いたします。

文面の“それっぽさ”を出す3つのコツ

文面の“それっぽさ”を出す3つのコツ

目標設定の文面は、「内容」よりも「それっぽさ」で通ることが多いのが現実です。少しでもラクに、そして無難に通したい場合は、次の3つの要素を意識してみてください。

これらを押さえておくだけで、内容が多少薄くても“形として整っている感”が出やすくなります。

  1. 数字を入れることです。たとえば「売上10%アップ」や「月1回の勉強会実施」など、数値があるだけで“測定可能な目標”に見えます。
  2. 社内っぽい言葉を使うことです。「〇〇システムを活用」「チーム連携を推進」など、聞き慣れた単語を入れることで“納得感”が生まれます。
  3. 前向きなワードを差し込むことです。「取り組む」「推進」「改善」など、ポジティブな語彙が入っていると、やる気があるように見えます。

「もう少しだけマシにしたい」人向けの一言アレンジ

テンプレートをそのまま提出するのも手ですが、「ほんの少しだけ自分らしさを出したい」と思う方は、一言だけ“理由や背景”を添えてみてください。

たとえば、「昨年度は業務対応が遅れた場面があったため、今年は改善に取り組みます」といったように、“過去の課題”を踏まえた一文を加えるだけで説得力が増します。

また「情報共有に課題を感じているため、ルールの見直しに取り組みます」といった、“自分で考えて行動している”印象を出すのも効果的です。

このようなちょっとした工夫だけでもテンプレ感がやわらぎ、読む人の印象が良くなることがあります。「考えていそうに見える一言」、それだけで通りやすさはぐっと上がります。

 

まとめ

会社の目標設定がめんどくさいの、正解です:コピペで終わらせよう!

会社の目標設定って、本当にしんどい文化だと思います。自分の意思ではない数字を自分の言葉で書けと言われ、書いたところで評価に直結するわけでもなく…。

それでも毎年のように「今年も目標をお願いします」と言われる理不尽さに、うんざりしている方はきっと多いはずです。

この記事は、そんな“モヤモヤを抱えたままキーボードに向かっているあなた”の肩をちょっとでも軽くできればと思って書きました。

文句を言いながらでもいい、吐き出しながらでもいい。提出することだけが目的なら、割り切って“通る文章”を書いて、さっさと終わらせてしまいましょう。

本当に見てほしいのは、あなたが書いた言葉ではなく普段の仕事ぶりのはずです。書類に込める熱意なんかより、現場で出す成果の方がよっぽど本音。

だからこそ、評価されるべきは「提出物」じゃなく「仕事」ですよね。

今日もお疲れさまでした。目標は、たったひとつ。「今年も生き延びる」でも、十分立派です。

編集後記

編集後記

今回は「会社の目標設定がめんどくさい」という、ずっと書きたかったテーマで記事を出しました。

いやもうこれは完全に、自分の心の叫びをそのまま記事にしたようなものです。サラリーマン歴20年以上になりますが、この目標設定という謎の儀式に、ずっと違和感を抱き続けてきました。

私の勤め先は、ありがたいことに制度がしっかりしている会社です。だからこそ、この目標設定もしっかりやらされるんですよね。でも、ほんとに意味あるのかなって思ってしまうんです。

社内独特の言い回しとか、使わないと上司が不機嫌になるような表現とか、ああいう“正解ワード”を押し込められる感じが本当に苦手で…。半年に一度それを強いられるこの目標設定の季節が来るたびに、地味にストレスが積もっていきます。

この記事は、そんな自分に向けて書いた部分が大きいです。

目標テンプレも全員にハマるとは限りませんが、この5パターンであれば大抵の会社で通るはず(と思ってます)。数字や用語だけカスタムして、サクッと終わらせてください。

私もそろそろ自分の目標を書かされる時期が近づいてきました。たぶんこの記事を見ながら、またあのストレスと戦います(笑)。一緒に頑張りましょう。

 

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