印旛沼周辺で「美味しいうなぎを食べたい」と思っても、どこに行けば良いのか迷ったことはありませんか?
さらに、なぜこの地域がうなぎ料理の名所として知られているのか、その背景を詳しく知っている人は少ないかもしれません。
この記事では、印旛沼がうなぎの名所として愛される理由や、周辺にあるおすすめのうなぎ料理店、食後に楽しめる観光スポットについて詳しく紹介します。
この記事を読むことで、美味しいうなぎを満喫できる場所が分かるだけでなく、地域の魅力を再発見し、観光プランまで立てられるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
印旛沼のうなぎ屋巡り:印旛沼とうなぎの深い関係
印旛沼周辺でうなぎ料理が名物として愛される背景には、地域の歴史や文化、自然環境が深く関わっています。ここではその魅力を紐解いていきます。
成田詣と印旛沼ウナギの繋がり
成田詣は、江戸時代に多くの人々が成田山新勝寺を参詣することで栄えた行楽文化です。その参詣客をもてなすために提供されたのが、栄養価の高いうなぎ料理でした。
特に印旛沼で採れるうなぎは、成田山新勝寺と密接な関係があります。
利根川水系に属する印旛沼は、成田山からわずか10kmほどの距離に位置しており、ここで獲れた新鮮なうなぎが成田詣の参拝客に提供されていました。
参詣で長旅の疲れを癒したい旅人にとって、うなぎ料理は格別のごちそうであり、成田山参詣の文化を象徴するおもてなしのひとつとして欠かせない存在だったと考えられます。
あまり意識しなかったんですが、印旛沼って成田の街のすぐお隣なんですよね。
そうだね。成田空港に着陸する寸前などに、機内の右側の窓から見えるくらいだからね。
なぜ印旛沼のうなぎが名物となったのか?
現在でも成田山表参道には多くのうなぎ専門店が軒を連ね、参拝客たちはその美味しさを楽しんでいます。
うなぎは鮮度が命。そのため、成田山へうなぎを生きたまま輸送できる印旛沼は、うなぎの産地として絶好の条件を備えていたのです。
さらに江戸時代、ある男の活躍により江戸の街で「うな重」がちょっと贅沢な庶民のグルメとして人気を博し、それが成田詣の参拝客にも影響を与えました。
江戸で「うな重」を流行らせたのって、あの牛久沼のイケメンさんですよね。。
江戸の芝居小屋で「うな重」をバズらせて、しかも成田山も芝居とは縁の深い場所だからね。何かビジネス的なものを感じるな。
参拝客が旅の疲れを癒すため、「贅沢なうなぎを味わいたい!」と思うのは、ごく自然な流れと言えるでしょう。
このように印旛沼の豊かな環境と参拝客の需要が絶妙に結びついた結果、印旛沼のうなぎは名物として確固たる地位を築いたのです。
鰻好きの楽園:印旛沼・成田山
そのような歴史的背景から、現在でも印旛沼周辺には鰻の名店が数多く集まっています。特に北印旛沼周辺や成田山周辺には鰻料理店が密集しており、その数は驚くほど多いと言えるでしょう。
まさに、印旛沼・成田山エリアは「鰻好きの楽園」とも言える場所です。
価格帯に関しては成田山周辺のほうがやや高めですが、国産鰻を楽しむ場合は、おおよそ3,000円〜5,000円程度が相場となっています。
一部では2,000円台でうな重を提供している店舗もありますが、国産と明記されていない場合は外国産鰻を使用している可能性もあります。気になる方は、各店舗で事前に確認することをおすすめします。
外国産鰻でも構わないから手頃な価格で美味しい鰻を楽しみたいという方は、今話題の「鰻の成瀬」を選ぶのも一つの方法です。
成田にも「鰻の成瀬」は出店しているようですね。お味などの詳細はこちらの記事でご紹介しています。
- 鰻の成瀬 成田店(公式HP)
- 住所成田市ウイング土屋268
電話:0476-37-3434
評価:⭐️⭐️⭐️⭐️(4.2)
予算:2,000〜3,000円/1人あたり
でも、せっかく印旛沼や成田山を訪れたなら地元の名店で鰻を堪能したい!という方は、引き続きこの記事を参考にしてみてください。
江戸時代から続く「うなぎ文化」とその進化
江戸時代、印旛沼周辺では漁業が盛んで、特にうなぎは重要な水産資源でした。
当時のうなぎ料理はシンプルな調理法が主流でしたが、江戸の料理文化と結びつくことで蒸し焼きや秘伝のタレを使った調理法が進化しました。
現代では伝統的な調理法を守りつつ、新しいスタイルのうなぎ料理も登場しています。例えば「う巻き」、「うなぎおにぎり」、「うなそうめん」や「うなパスタ」など、バリエーションが広がっています。
こうして、江戸時代からのうなぎ文化は進化を続けながら地域の食文化として息づいているのです。
と言いつつもだけど、やっぱりうなぎは丼か重で食べたいな。。
女子的には「ひつまぶし」がいいんですけど、関東ではあまりメジャーではないんですよね。
印旛沼のうなぎ屋巡り:北印旛沼でうなぎを味わえる名店
北印旛沼は、沼沿いを走る国道464号線にうなぎ料理店が立ち並んでおり、「うなぎ街道」として親しまれています。
さらに北印旛沼には珍しく漁協が存在し、この印旛沼漁協ではうなぎの養殖事業を展開。漁協直営のレストランでは新鮮なうなぎ料理を手頃な価格で楽しむことができます。
印旛沼漁協 水産センター
印旛沼で「うなぎ」と言ったらここです。それくらいの有名スポット。
なぜかって漁協直営ですから。
同じ千葉県には内房の保田漁協が直営する「ばんや」という有名なお食事スポットがありますが、「ばんや」が海の漁協グルメスポットなら、ここは沼の漁協グルメスポットです。
海の漁協グルメスポット「ばんや」についてはこちらの記事でご紹介していますので、気になる方はぜひご覧ください。
うな重(上)を実食レビュー
うなぎはふっくらと柔らかくて臭みが全くなく、タレも薄味でサッパリしているので、どんどん箸が進みます。
ここのうなぎを食べると、私たちが普段食べている少しグミのような食感と特有の香りがある「うなぎ」は、甘辛いタレと山椒で味を誤魔化して食べているんだということを実感するはずです。
もちろん、そんな普段のうなぎも十分に美味しいのですが、ここで味わえるのは正真正銘の本物。お店のすぐ裏で育てられた新鮮なうなぎなので、香りも味わいも格別です。
うなぎも良いけどナマズも美味い
ちなみに、このお店の隠れた名物は「ナマズ天丼」。
ナマズの天ぷらは大きな切り身が5切れも乗っていて、肉厚でフワフワ。
味は脂の少ない淡白なアナゴのような感じで、臭みは全くなくサクサクと食べられます。
淡白で脂が少ない分、この量の揚げ物を食べても胃もたれしない感じが不思議です。
地元産の野菜天もそれぞれ甘味が強く、しっかり揚がっていて大満足。ナマズ天ぷら単品でも注文できるので、グループでシェアして沼の奇食を体験してみるのはいかがでしょう?
- 印旛沼漁協 水産センター(公式HP)
- 住所:成田市北須賀1622-2
電話:0476-26-9906
評価:⭐️⭐️⭐️⭐️(4.0)
予算:3,000〜4,000円/1人あたり
ナマズ天丼と一緒に麦サイダー的なものが写っていますが、これはガチ徒歩で訪問した際の写真です。
あれ?うなぎよりもナマズが気になってきたよ!って方はこちらの記事で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
うなぎ街道の名店たち
初めて印旛沼でうなぎを食べるなら、印旛沼漁協の水産センターが一番利用しやすいでしょう。しかしうなぎ街道にはもっと上級者向けのうなぎ料理店が数多あります。
ここでは、そんなうなぎ料理店の数々をご紹介します。
鰻家 小佐田 成田本店
印旛沼漁協の水産センターの真正面に、2024年にオープンした新店です。オープン早々からその味が評判を呼び、口コミでも高評価が相次いでいます。
- 鰻家 小佐田 成田本店(公式SNS)
- 住所:成田市北須賀1699
電話:0476-85-6322
評価:⭐️⭐️⭐️⭐️(4.6)
予算:3,000〜4,000円/1人あたり
又兵衛 船形店
川魚を専門に扱う又兵衛が運営する鰻料理店。店内での食事はもちろん、お手頃価格のお持ち帰り用商品も提供されている。手頃な価格ながら味は抜群で、多くのリピーターに支持されています。
- 又兵衛 船形店
- 住所:成田市船形1562-2
電話:0476-37-7477
評価:⭐️⭐️⭐️⭐️(4.3)
予算:2,000〜3,000円/1人あたり
かどかわ
鰻重は一種類のみで、ご飯の大盛が無料サービス。ただし大盛は通常の倍の量で、お重が擦り切れるほどのご飯に鰻が乗るスタイルとのこと。
鰻は少し甘めのタレで、皮はパリッと中はふっくらとした食感が楽しめます。
- かどかわ
- 住所:成田市下方1192-2
電話:0476-27-3610
評価:⭐️⭐️⭐️⭐️(4.3)
予算:3,000〜4,000円/1人あたり
うなぎ い志ばし
うなぎは印旛沼産ではないようですが、うなぎ街道の中ではリーズナブルで炭火焼きの香ばしい味わいが抜群と大人気のお店。肝吸いやお新香も程よい塩味で、家庭的な温かみが感じられます。
- うなぎ い志ばし
- 住所:成田市船形910-1
電話:0476-26-9374
評価:⭐️⭐️⭐️⭐️(4.0)
予算:2,000〜3,000円/1人あたり
錦谷
川魚を中心にした本格和食が楽しめるお店。鰻以外にも多彩なメニューが揃っているため、家族連れには嬉しい選択肢です。
ただし純粋にうな重の価格だけを見ると他店より少し高めなので、訪れる際には予算を確認しておくと安心です。
- 錦谷(公式HP)
- 住所:成田市下方1379
電話:0476-27-7111
評価:⭐️⭐️⭐️⭐️(4.0)
予算:2,000〜3,000円/1人あたり
名鳥(なとり)
京成成田から西印旛沼に向かう山間部で、ふと目に入る隠れた人気店。うっかり通り過ぎてしまう人もいるほどの控えめな佇まいですが、その味わいには定評があります。
控えめな味付けのタレと絶妙な香ばしさが特徴で、しっかり焼き目がついたウナギは柔らかく蒸され、脂のりも抜群。口の中でふんわり溶けるような食感は、一度食べたら病みつきになると評判です。
- 名鳥(なとり)
- 住所:成田市下方1248
電話:0476-26-9643
評価:⭐️⭐️⭐️⭐️(4.0)
予算:3,000〜4,000円/1人あたり
又兵衛 宗吾店
川魚を専門に扱う又兵衛の物販店舗。甘露煮や佃煮など多彩な沼食品が揃っています。特にどじょうの佃煮は、絶妙な塩加減で食べやすく、栄養満点と大評判。
ウナギのヒレの唐揚げはビールとの相性抜群で、リピーター続出です。宗吾霊堂の敷地内に位置し、親切なサービスも魅力的。予約をすれば「うなぎの白焼き」も購入できるとのこと。
- 又兵衛 宗吾店[テイクアウトのみ]
- 住所:成田市宗吾1丁目1-558
電話:0476-28-2112
評価:⭐️⭐️⭐️⭐️(4.2)
予算:-
レストハウスとみい
今回ご紹介する中で唯一、北印旛沼の西岸に位置するお店。その名の通りドライブインスタイルで営業しており、定食メニューや手軽に楽しめるうな重が魅力的です。
特にツーリング中のバイカーたちからも愛される人気スポットでしたが、現在は臨時休業中とのことです。
- レストハウスとみい[臨時休業中]
- 住所:印西市吉高2215 とみい
電話:0476-98-1661
評価:⭐️⭐️⭐️⭐️(4.1)
予算:-
印旛沼のうなぎ屋巡り:西印旛沼でうなぎを味わえる名店
西印旛沼は北印旛沼に比べて観光地化が進んでいる一方、うなぎ料理店は少なめです。しかし、その中でも美味しいうなぎを楽しめるお店があります。
ここでは、そんな魅力的なお店をいくつかご紹介します。
イートインできる名店たち
川ばた園
佐倉市にある老舗「川ばた園」は、40年以上の伝統を受け継ぐうなぎ料理の名店。印旛沼のほとり、佐倉市と印西市の境界近くに位置し、その味わいは地元でも評判です。
店内はテーブル席と座敷席があり、駐車スペースも充実。ただし人気店ゆえランチタイムには売り切れも珍しくなく、早めの訪問がおすすめです。
- 川ばた園
- 住所:佐倉市臼井田2712-3
電話:043-461-8989
評価:⭐️⭐️⭐️⭐️(4.3)
予算:4,000〜5,000円/1人あたり
うなぎ川五郎(せんごろう)
西印旛沼の最西端から新川を少し下った場所に位置するうなぎ料理店。うなぎは印旛沼産ではないようですが、ふっくらとした仕上がりと絶妙なタレの絡み具合が多くのファンを魅了しています。
訪れるたびに感じられる、温かな家族のもてなしもこの店ならではの魅力です。
- うなぎ川五郎(せんごろう)(公式SNS)
- 住所:八千代市堀の内461-2
電話:047-488-6868
評価:⭐️⭐️⭐️(3.9)
予算:3,000〜4,000円/1人あたり
テイクアウト専門の名店たち
岡野川魚店
川の幸を佃煮や白焼きとして提供する、50年以上の伝統を持つ川魚専門店。佃煮にはどじょうや鯉、若さぎ、エビガニなど、多彩な川魚が厳選され使用されており、一つ一つ丁寧に仕上げられています。
また白焼きは手焼きでふっくらと仕上がった看板商品。ご贈答用にもぴったりな詰め合わせも充実しているとのこと。店舗隣に駐車場あり。
- 岡野川魚店
- 住所:佐倉市臼井台505-2
電話:043-487-3878
評価:⭐️⭐️⭐️⭐️(4.4)
予算:2,000〜3,000円/1人あたり
白藤養魚
お持ち帰り専門ながら、最高のうなぎを提供してくれるお店として印旛沼周辺のうなぎ提供店舗としては驚異の最高評価(Googleマップ)を記録している名店です。
白焼きは蒸さずに丁寧に焼き上げられており、素材の風味を存分に楽しめる逸品。完全なお持ち帰りスタイルなので、事前に電話で入荷状況を確認し、予約時間に引き取るのがおすすめです。
- 白藤養魚
- 住所:印西市師戸2990
電話:0476-99-0691
評価:⭐️⭐️⭐️⭐️(4.7)
予算:3,000〜4,000円/1人あたり
印旛沼のうなぎ屋巡り:うなぎを食べる際の基礎知識
あれ?そもそも「うな重」と「うな丼」って何が違うの?うなぎ屋さんで並を注文したら恥ずかしい?などなど、うなぎを食べる際の基礎知識をご紹介します。
「うな重」と「うな丼」の違いって何?
「うな重」と「うな丼」の違いは、器の違いのみです。
うな重は四角い重箱で提供され、高級感や格式を感じさせます。一方、うな丼は丸い丼に盛られ、親しみやすくカジュアルな印象です。
重箱はタレが均一にご飯へ染み込み、深い味わいを引き立てる効果があります。また蓋付きで温かさを保ち、うなぎの香ばしい香りを閉じ込める利点もあります。
さらに「うな重」の場合、映え的に重箱へウナギを隙間なく並べる必要があることから、必然的にウナギの量が増え、価格も高めになる傾向があります。
一方、うな丼はランチなどで手軽に楽しめることを目的に、ウナギを1尾ではなくカットして提供するスタイルが普及。どんぶりはカジュアルさを強調し、短時間で気軽に楽しむのに適しています。
お店で出来立てを食べるなら、うな丼でも変わりないってことですね。
映えを気にせず、少しでもお得に食べたい場合は「うな丼(並)のライス大盛」が一番経済的ってことだね。
並・上・特上の違いって何?
うなぎの量が違うだけです。
「並・上・特上」の違いは、うなぎの量にあります。一般的に、並ではうなぎが1/3尾から半尾程度、上では3/4尾、特上では1尾分(小さいものだとそれ以上)が使われることが多いです。
一部のお店では特上で器が豪華になることもありますが、使われているうなぎの質自体に大きな違いはありません。そのため、予算や食べたい量に応じて選ぶのがベストです。
なお、お店によって特上の場合はデザートが付いたりすることもあるので、贅沢したいときには特上を選んでも良いでしょう。(お財布にお金がいっぱい入っているならね)
少食なので並にしたいんですけど、なんかケチってると思われるのも恥ずかしいんですよね。
ケチる人はウナギなんか食べに来ないので、並でも恥ずかしがることは無いし、実は飲み物メニューを一品追加してあげる方がお店の人は嬉しかったりするよ。
天然うなぎと養殖うなぎ、どっちを選ぶべき?
養殖でいいと思います。
天然うなぎと養殖うなぎ、それぞれに独自の魅力があります。
天然うなぎは独特の沼的な香りと引き締まったワイルドな食感が特徴です。しかし漁獲量が限られているため希少性が高く、価格もおのずと高くなります。
一方で養殖うなぎはエサや水質が管理されているため脂の乗りが良く、安定した味わいが楽しめます。また天然に比べて手頃な価格で入手できるため、気軽に味わえる点が大きな魅力です。
印旛沼周辺で提供されるうなぎの多くは養殖ですが、印旛沼漁協が手がけた地元産の養殖うなぎは地元の恵みと技術が詰まっており、その味の良さで多くの人々から愛されています。
以前に比べて水質が良くなったとはいえ、「印旛沼の天然うなぎ」を食べるとなったら、逆にちょっと身構えちゃいます。
YouTuberさんたちが喜びそうなネタだもんねえ。一般人は美味しい養殖うなぎを安心して食べるのが無難だね。
印旛沼のうなぎ屋巡り:持ち帰り&通販情報
印旛沼のウナギを通販や持ち帰りで楽しむための情報をお届けします。美味しさを保つ保存方法や温め方、さらにおすすめの商品をご紹介します。
美味しさを保つウナギの保存方法と温め方
ウナギの保存方法
通販や持ち帰りのうなぎを美味しく保存するには、適切な方法が重要です。まず、購入後すぐに食べない場合は冷蔵または冷凍保存が基本です。
冷蔵保存の場合、うなぎは空気に触れると乾燥してしまうため、密封容器やラップでしっかり包みましょう。保存期間は2~3日以内が目安です。
冷凍保存では、保存前に真空パックまたはジップ付き袋でしっかり密閉し、冷凍庫に入れます。この際、急速冷凍を行うことで品質を保ちやすくなります。
冷凍したうなぎは1か月以内を目安に食べきるのがおすすめです。
うなぎの温め方
冷蔵保存したうなぎを温める場合、電子レンジを使用するなら耐熱容器に入れ、少量の日本酒を振りかけてラップをします。蒸気を利用することでパサつきを防ぎ、しっとりとした食感を保てます。
さらに、魚焼きグリルやフライパンで軽く炙ると香ばしい風味が引き立ちます。この際にタレを塗るとさらに美味しく仕上がります。
冷凍保存から解凍した場合は、冷蔵庫で自然解凍をした後に同じ温め方を実践してください。急激な温度変化を避けることで、食材の質を損なわずに美味しさを楽しめます。
注目の通販商品レビュー
印旛沼産のウナギはポチれるか?
ここまでお読み頂き、印旛沼のうなぎをご自宅でと思われた方もいるかもしれません。しかし残念ながら「印旛沼産」と銘打ったうなぎを大々的に販売しているサイトは見つかりませんでした。
成田市のふるさと納税では、返礼品として市内の名店が提供する国産ウナギの蒲焼が手に入りますが、寄付金額が少々高めなので、気軽には手が出しにくいのが現状です。
凄い寄付金額ですね。。まあ印旛沼産の場合、1尾3,000円程度だとして、クール便の送料なども掛かるので返礼品としては妥当なんでしょうけど…
焼きたてじゃないうなぎにこの金額は、ふるさと納税とはいっても庶民にはちょっとハードルが高いね。。
楽天市場で最安値の国産ウナギを実食レビュー!
であれば、逆に楽天市場で一番安い国産うなぎはどんな味がするのか?沼探が自腹を切って実食レビューしてみました。
今回購入した商品はこちら。なんと国産(浜名湖産)のカット蒲焼がタレ・山椒付きで1,200円(税込・送料別)という安さです。
3,980円以上購入すれば送料が無料になるお店ですので、4食(4,800円)購入すれば送料がかからず、1食あたり1,200円で国産うなぎが手に入ります!
私たちは最安値を攻めたいので、うなぎ蒲焼3食に「うなぎ肝白焼き」を付けて合計4,140円でポチりました。
商品到着!
商品は冷凍状態で注文から数日でスムーズに届きました。
パッケージは非常にコンパクトで、無駄なコストを削減して価格を抑えようとする企業努力が伝わります。箱を開けると中にはたっぷりの商品が詰まっています。
ただ、楽天市場の掲載写真と比べると、若干サイズが小さく感じるのは気のせいでしょうか?
パッケージ上から蒲焼のサイズを実測してみましたが、縦10cm×横11cmといったところです。
楽天市場を再確認しましたが商品名は「うなぎカット蒲焼」なので、むしろ商品サムネが間違っているんでしょう。まあ細かいことは気にしない。
いざ実食!
先ほどご紹介したやり方でウナギを丁寧に解凍し、早速「うな重」にしてみました。
完成した(楽天市場で最安値の国産ウナギを使った)「うな重」がこちらです!
ちなみに、丼重は少し小さめ(縦10cm×横12cm×深さ5cm)のものを使用しています。小さな蒲焼でも豪華な「うな重」に魅せるには、丼重を小さくするのがおすすめです。
正直、ウナギ自体が小ぶりであることは否めませんが、ふっくらとした身と香ばしい香りがたまりません。
脂ものっていて、一口頬張ると甘みと旨みがじんわりと広がります。うなぎ特有の生臭さは全くなく、素材の美味しさがしっかり引き立っています。
サイズについては少し物足りなさを感じる方もいるかもしれません。
ただ、最近では牛丼チェーンの「うな丼」でも小さな外国産ウナギが主流の中、国産(浜名湖産)のウナギをこの価格で味わえるのはコスパ最強だと思います。
気になる方は、ぜひ以下の商品リンクからポチってみてください。(どちらも同じ商品です)
3,980円以上購入して送料(1,100円)を無料にすることを忘れずに!
印旛沼のうなぎ屋巡り:食後のおすすめ観光スポット
印旛沼で美味しいウナギランチを堪能したら、午後もこのエリアを満喫したくなりますよね。
ここでは、印旛沼から車でアクセスしやすい観光スポットをご紹介します。うなぎの到着を待つ間、午後の計画を立てる際の参考にしてください。
成田エリアのおすすめ観光スポット
まずは成田エリアからご紹介します。成田といえば空港のイメージが強いかもしれませんが、北総地域最大の都市であり、多彩な魅力が詰まっています。
誰が訪れても楽しめる鉄板スポットが揃っているのが成田エリアの特徴。迷ったら成田エリアに足を運んでみましょう!
成田山新勝寺
成田山新勝寺は、1000年以上の歴史を持つ有名な寺院です。不動明王を本尊とし、多くの参拝者で賑わいます。境内は広大で、荘厳な本堂や美しい庭園が見事。参道散策も楽しみの一つです。
- 成田山新勝寺(公式HP)
- 住所:成田市成田1
種類:仏教寺院
入場:無料
駐車:有料駐車場を利用
成田国際空港
成田国際空港は日本を代表する国際空港であり、観光スポットとしても人気です。展望デッキで飛行機を眺めたり、空港限定のグルメやショッピングが楽しめる場所です。
- 成田国際空港(公式HP)
- 住所:成田市古込1-1
種類:国際空港
入場:無料
駐車:有料駐車場を利用
成田市さくらの山
成田市さくらの山は、成田空港の滑走路を間近に眺められる公園です。春には桜が咲き誇り、四季折々の風景と飛行機の離発着を同時に楽しむことができます。
- 成田市さくらの山(公式HP)
- 住所:成田市駒井野1353-1
種類:土産物店・公園
入場:無料
駐車:無料
北印旛沼周辺のおすすめ観光スポット
印旛沼は北印旛沼と西印旛沼に分かれていますが、北印旛沼はどちらかというと玄人向け。ウナギを満喫した後に立ち寄れる観光スポットは限られています。
ここでは沼探が厳選したおすすめスポットをご紹介しますが、もし物足りなければ西印旛沼へ移動してみるのもおすすめです。西印旛沼の方が楽しめるスポットが豊富です!
たまごのお店 むこたま 成田北須賀店
新鮮な地元産の卵と、卵を使ったスイーツが人気のお店です。特に卵の香りたっぷりのソフトクリームは絶品で、まさに飲めるソフトクリーム。
コンテナを改造したオシャレな店舗には卵の自販機が設置されており、地元の新鮮な卵をいつでも購入することができます。
- たまごのお店 むこたま(公式HP)
- 住所:成田市北須賀1219
種類:ファーマーズマーケット
入場:無料
駐車:無料
このお店の詳細はこちらの記事でご紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。
また、旅先で購入した生卵を割らずに自宅まで持ち帰る裏ワザが知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
谷養魚場
谷養魚場は、北印旛沼最大のレジャーパーク。見事な錦鯉の販売コーナーから餌やり体験、パターゴルフから釣り堀まで家族連れでも楽しめる人気のスポットです。
- 谷養魚場(公式HP)
- 住所:成田市下方1379
種類:池魚販売業者
入場:無料
駐車:無料
西印旛沼周辺のおすすめ観光スポット
西印旛沼は佐倉市、八千代市、印西市の3市にまたがっていますが、その中でも特に佐倉市は印旛沼を活かした観光に力を入れています!
佐倉市エリアの西印旛沼周辺には観光スポットが多く、日帰りで楽しめるホッコリスポットが盛りだくさん。他の2市はあまりやる気がない様子ですが、佐倉市の充実度で十分カバーできます!
佐倉ふるさと広場
オランダ風車がシンボルのさくらふるさと広場は、四季折々の花が楽しめるスポット。ここから印旛沼観光船に乗ることもでき、レンタサイクルやマーケットなどを併設した印旛沼観光の一大拠点です。
- 佐倉ふるさと広場(公式HP)
- 住所:佐倉市臼井田285
種類:公園
入場:無料
駐車:無料
佐倉草ぶえの丘
動物とのふれあいやアウトドア体験ができる施設です。ここでは2020年にテレビを賑わせた、あの崖の上のヤギ「ポニョ」に会うことができ、家族で楽しむのにぴったりのスポットです。
あの「ポニョ」が降りられなくなってしまった崖ですが、実は佐倉ふるさと公園前の京成線沿いの崖なんです。ポニョは現在佐倉市に引き取られ、お母さんになって幸せに暮らしているそうです。
- 佐倉草ぶえの丘(公式HP)
- 住所:佐倉市飯野820
種類:公園
入場:大人410円・子供100円
駐車:無料
佐倉城址公園
歴史的な雰囲気を残す公園で、春には桜の名所として賑わいます。広大な敷地内を散策しながら、佐倉城の歴史を感じることができます。国立歴史民俗博物館と合わせて楽しむのがおすすめ。
- 佐倉城址公園(公式HP)
- 住所:佐倉市城内町 官有無番地
種類:市立公園
入場:無料
駐車:無料
国立歴史民俗博物館
国立歴史民俗博物館は日本の歴史や文化を学べる充実した展示が魅力です。西印旛沼周辺の歴史も詳しく紹介されており、歴史好きにはたまらないスポットです。
- 国立歴史民俗博物館(公式HP)
- 住所:佐倉市城内町117
種類:歴史博物館
入場:大人600円・大学生250円
駐車:無料(佐倉城址公園駐車場を利用)
佐倉ラベンダーランド
初夏に一面のラベンダーが咲き誇る癒しのスポット。ラベンダー関連商品のショップや、さまざまなワークショップが開催されています。香りとともに楽しいひと時を過ごせます。
駐車場は併設されたユーカリゴルフプラザ駐車場を無料で利用できます。
- 佐倉ラベンダーランド(公式HP)
- 住所:佐倉市先崎233
種類:観光名所
入場:無料
駐車:無料(ユーカリゴルフプラザP利用)
ちょっとドライブするけどおすすめの観光スポット
印旛沼周辺から少し足を延ばすだけで訪れることができる魅力的な観光スポットを紹介します。ドライブを楽しみながら、歴史や文化に触れる旅をしてみませんか?
北印旛沼から香取神宮までは約35km。東関東自動車道を通って1時間弱のドライブですので、食後のウトウトにピッタリな距離かもしれません。(運転する人以外はね)
香取神宮
香取神宮は、関東屈指の格式を誇る神社で、交通安全や勝運のご利益があるとされています。境内の静寂な空間で心身を清めながら、荘厳な建築を堪能できます。
なお、楼門より奥は原則撮影ができないため、香取神宮の案内看板から切り抜きで掲載させて頂きます。(楼門・拝殿・本殿の順です)
- 香取神宮(公式HP)
- 住所:千葉県香取市香取1697
種類:神社
入場:無料
駐車:無料(以下参照)
香取神宮には特徴の異なる無料駐車場が4箇所あります。以下の説明を参考に、目的に合った駐車場を選んでナビにセットしてください。
- 香取神宮 参拝者第1駐車場
- 住所:香取市香取1697-1
方式:自走式・舗装済
特徴:参道入口付近で一番便利だが人気なので渋滞する傾向あり。
- 香取神宮 参拝者第2駐車場
- 住所:香取市香取1676
方式:自走式・未舗装(砂利)
特徴:本殿の直ぐ側だが、台数少なく未舗装なので飛び石注意。
- 香取神宮 参拝者第3駐車場
- 住所:香取市香取213
方式:自走式・舗装済
特徴:香取神宮の裏側なので比較的空いている。参道散策する場合は遠い。
- 香取神宮 駐車場
- 住所:香取市香取1239
方式:自走式・未舗装(砂利)
特徴:参道入口付近で便利だが第1駐車場より台数多く空いている。
小江戸佐原の街並み
佐原の街並みは、「北総の小江戸」として知られ、歴史的な建物が美しく残っています。運河沿いを舟で巡る川めぐりや、江戸情緒溢れる町歩きが楽しめます。
- 小江戸佐原の街並み
- 住所:香取市イ1725-1(駐車場住所)
種類:街並み
入場:無料
駐車:有料駐車場を利用
道の駅 水の郷さわら
道の駅 水の郷さわらは、新鮮な地元産の農産物や名産品が揃うスポットです。観光案内所もあり、休憩がてら地域の情報を集めたり、特産品を味わったりできます。
なお、ここからは利根川の絶景を楽しむことができます。利根川上に浮かんでいる島は「たぬき島」という無人島で、残念ならが行くことはできません。
しかしそんな自然豊かな場所だけに、いますねアイツが。そう、パッと見優雅な白鳥ですが、ちょっとした事情のある白鳥なんです。
手賀沼で増加したアイツが利根川周辺まで生息域を広げているとは聞いていましたが、、本当にいるとは。。
この白鳥の正体が気になる方は、こちらの記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
また印旛沼は300年以上もこの利根川に苦しめられた歴史があるんだ。だから印旛沼でウナギを食べた後に利根川を眺めるのも灌漑深いもんだね。
そこに「感慨深さ」を感じる人がどれだけいるのかすごく不安ですが、、印旛沼と利根川の因縁の歴史についてはこちらの記事でご紹介しています。
- 道の駅 水の郷さわら
- 住所:香取市イ3981-2
種類:SA・PA
入場:無料
駐車:無料
まとめ
印旛沼とうなぎの関係は地域の歴史、自然、そして文化が織りなす深い絆によって築かれています。
印旛沼周辺のうなぎ料理はその味わいだけでなく、江戸時代から続く伝統や地元の人々の情熱が詰まった一品です。
この記事では、印旛沼のうなぎの美味しさやその背景にあるストーリー、さらには観光スポットや楽しみ方をご紹介しました。これをきっかけに、ぜひ印旛沼エリアを訪れてみてください。
美味しいうなぎとともに、自然豊かな印旛沼の魅力を存分に味わい、心も体も満たされるひとときをお楽しみいただければ幸いです。印旛沼の旅が、皆さんにとって特別な思い出となりますように!
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