最近、Amazonマーケットプレイスでの代引き詐欺がSNSで多く報告されています。
知らぬ間にアマゾン詐欺の泥沼に足を取られるケースが増えている今、アマゾン詐欺の手口を理解し、冷静に対応することが重要です。
この記事ではAmazonマーケットプレイスでの販売経験を持ち、またアマゾン詐欺の沼にハマったこともある筆者が、アマゾン詐欺の泥沼にハマらないための予防策や、ハマった場合の脱出法について詳しく解説します。
泥沼にハマる前にこの知識を身につけて、Amazonで安全なショッピングを楽しみましょう!
アマゾン詐欺商品の見分け方!:アマゾン詐欺の前提知識
Amazonマーケットプレイスとは?
Amazonマーケットプレイスは、Amazonが提供するオンラインプラットフォームで、Amazon自身をはじめ個人や事業者も自由に商品を販売できる場です。
あまり知られていないかもしれませんが、Amazonは商品を購入するだけでなく、誰でも商品を販売できる場として利用することができます。
普段あまり意識することはないかもしれませんが、Amazonマーケットプレイスで商品を販売しているのは、Amazon自身と、個人や事業者の2パターンが存在しています。
同様に楽天市場にも楽天グループが運営する店舗(楽天24など)と、個人や事業者が楽天市場に手数料を支払って出店している店舗があります。
これはショッピングモールに例えると分かりやすいかもしれません。
みんな大好きイオンモールでもイオン自身の店舗と、モールに出店しているテナント店舗が混在しているように、Amazonでも同じような構造になっています。
しかし最近では、このAmazonマーケットプレイスに出店している個人や事業者のごく一部が不正行為を行うケースが増えてきていると言われ、これがアマゾン詐欺の背景となっています。
Amazonマーケットプレイスで詐欺が増えている理由
なぜAmazonでは詐欺の件数が増加しているのでしょうか?その理由の一つとして、Amazon独自の販売方式が関係していると考えられます。
楽天市場やイオンモールでは、購入者は「どの店舗(出品者)から商品を購入するか」を意識して買い物をします。
しかしAmazonの場合は1商品1ページで複数の出品者が集約されているため、購入者はどの出品者から購入するかを意識せずに商品を購入しがちです。
この販売方式には迷わず最安値の出品者から商品が購入できるというメリットがありますが、その一方で悪意のある出品者から購入してしまうリスクも高まります。
このように、Amazonの販売方式による利便性が詐欺を行いやすい環境を提供してしまっている、というのが現状です。
もちろん、単純にAmazonの販売規模が巨大すぎるからという理由もあります。
多くの人が集まる場所だからこそ、それを悪用する人もいるということですね。
Amazonは何も対策しないのか?
「Amazonが詐欺を放置しているのでは?」と感じるかもしれませんが、Amazonは積極的に対策を講じています。
まず、Amazonでは出品アカウントを開設する際に厳格な審査が行われ、基準を満たした出品者のみが販売できるようになっています。
またアカウント開設後も定期的にモニタリングが行われ、規約に違反する行為があれば、たとえ売掛金や在庫が残っていても、アカウントの凍結や停止措置が取られます。
規約違反によってアカウントを凍結されてしまうのに、なぜ詐欺が増加傾向にあるんですか?
凍結されても別のアカウントを発行して詐欺を繰り返していると推察されます。そのため、詐欺師のアカウントは新規作成されたばかりのアカウントであることが多いようです。
Amazonは顧客満足度を最重要視する企業
Amazonは顧客満足度を最重要視する企業理念を掲げており、顧客に対する保証制度や、問題が発生した場合の迅速な対応を実施しています。
Amazonは「地球上で最もお客様を大切にする企業です」という、企業理念を掲げています。
宇宙人さんが悔しがりそうなくらい、強い企業理念ですね。
そのため、この話題に不安を感じてAmazonの利用を控えるのは、地球人としての特権を放棄して賢い買い物のチャンスを逃すことにも繋がります。
しっかりと知識を身に付けてアマゾン詐欺を回避する方法を理解すれば、Amazonは引き続き安心して利用できる最高のショッピングパートナーになります。
この記事を読むことで、Amazon詐欺に引っかからないための重要な知識を身につけることができます。
ぜひ最後まで読んでください。
アマゾン詐欺商品の見分け方!:代表的な手口
Amazonを利用する際に知っておくべき、代表的な詐欺の手口について詳しく解説します。
これらの手口は日常的に発生しており、購入者が被害に遭わないための具体的な対策が重要です。
購入した商品が届かない
Amazonでよく報告される詐欺の一つが、購入した商品がいつまで経っても届かないというケースです。
特に詐欺師は人気商品を異常に安い価格で出品する傾向があり、その安さに惹かれて商品を購入したとしても、実際には商品が発送されることはありません。
この個人情報の入手が詐欺師の目的であり、今後さらに悪用(代引きで別の商品が送られてくるなど)される可能性があります。
詐欺師の目的は個人情報の入手ですので、実際には購入者が気付かないうちに一方的に注文がキャンセルされている場合もあります。
せっかく買ったのに商品が届かない上に個人情報が盗まれてしまうなんて。。
送料が異常に高い
アマゾン詐欺では、送料が異常に高い価格に設定されている場合があります。商品価格が安く見えるのに対し、送料が極端に高いと感じた場合、詐欺を疑うべきです。
このため購入者は商品自体がお得だと思い、送料に目がいかずに購入してしまうことが多く、詐欺師はそこに付け込むのです。
特にAmazon Primeを契約しているユーザーは、「Amazon=送料が発生しない」という先入観を持ちがちです。この油断を狙って詐欺が行われている可能性もあります。
Amazonの常連客ほど騙されやすいのかもしれませんね。
購入した商品が説明と異なる
アマゾン詐欺でよく見られる手口として、購入した商品が当初の説明と大きく異なるケースがあります。
例えば有名ブランドの商品を購入したつもりが、実際には粗悪な偽物や中古品、あるいは全く別の商品が届くことがあります。
詐欺師は消費者の「お得に買いたい」という心理を利用し、低価格で魅力的な商品を出品する一方、実際に届く商品は説明とかけ離れたものになりがちです。
明らかに安い商品、ブランド物、年代物のゲーム機やゲームソフト、マニアグッズなどは特に注意が必要です。
このパターンは出品者の評価を見ればすぐに見分けがつきます。高評価でも必ず出品者の評価詳細を確認するようにしましょう。
代引きで商品が送られてくる
最近、個人情報を悪用した代引き詐欺が増加しています。詐欺師はAmazonマーケットプレイスでの取引を通じて住所や名前などの個人情報を入手し、注文していない商品を代金引換で送りつけます。
Amazon自体は2024年6月に代引き配送を廃止しているため、Amazonから代金引換の商品が届いた場合は、受け取りを拒否するのが正しい対応です。
代引き詐欺の多くは、家族や代理の人が状況を知らずに代金を支払って受け取ってしまうことから発生します。
家族内で「我が家は代引き禁止。代理受け取りも禁止。」などのルールを決めておくと良いですね。
アマゾン詐欺商品の見分け方!:詐欺に遭わないためのポイント
Amazonで詐欺に遭わないためには、いくつかの基本的なチェックポイントを押さえておくことが重要です。以下に、具体的な対策をまとめました。
商品情報からアマゾン詐欺を見破る方法
Prime配送・Amazonである商品を選ぶ
まずはPrime配送の商品を選ぶことを強くおすすめします。
これには次の手順を利用します。
Prime配送商品のソート
「Amazonの他の出品者」 > 「絞り込み」 > 「Prime」にチェック
また商品情報を確認して「出荷元 Amazon.co.jp」と表示されている商品を選んで頂けるとより安全です。
これは出品者に代わりAmazonが発送代行していることを意味し、返品やクレームについてもAmazonが受け付けてくれます。
これらの選択をすることで商品に問題が発生した場合でも、(一部の商品を除き)返金や返品がスムーズに進むため、詐欺の被害に遭うリスクを大幅に減らすことができます。
Amazonが発送代行を行っている場合、購入者の個人情報は出品者に通知されません。また、返品やクレーム対応もAmazonが直接行うため、安心感が大幅に向上します。
出荷元を確認するだけでも詐欺に遭う可能性を大幅に減らせるってことですね!
送料が無料または適切な価格であることを確認する
商品の購入前に、必ず送料が無料か適正な金額であるかを確認しましょう。
特にスマホでの購入時には画面が小さく、送料が見逃されがちです。
この確認は詐欺を防ぐためだけでなく、購入者自身の「うっかりミス」を防ぐための重要なステップです。自分のミスによって詐欺のリスクを高めないためにも、しっかりと事前に確認しましょう。
このケースでは、特に海外の出品者が異常に高い送料で出品しているケースが散見されます。海外発送という点を考慮しても、適切な送料かどうか判断が難しいと感じた場合は、慎重に検討する必要があります。
高価な商品や精密機器などは特に慎重になった方が良さそうですね。
コンディション欄の注意書きを確認する
Amazonでは1つの商品ページに複数の出品者が集約されており、必ずしもそのページに表示されている写真や商品仕様を掲載した出品者から商品を購入するわけではありません。
したがって出品者が商品(自分が販売する在庫)の状態を購入者に伝えたい場合、商品詳細の「コンディション」欄にその情報を記載する必要があります。
このような記載がある場合、パッケージのスレを理由に返品が難しくなることがあります。
そのため、購入前には「コンディション」欄に注意書きがないことを確認することが重要です。(「コンディション」欄自体が表示されていない場合は問題ありません。)
詐欺ではありませんが、一度返品された商品や店頭在庫など、パッケージに傷やダメージがある新品が販売される際、コンディション欄にその旨が記載されている場合があります。
プレゼントとして購入する場合や、パッケージにこだわりがある方は注意が必要です。
販売元と評価件数を確認する
まず、Amazonマーケットプレイスにおいて出荷元は「商品を発送する人」、販売元は「商品を出品している人」を意味します。
したがってAmazonマーケットプレイスで販売れている商品には、概ね次の3パターンがあります。
- Amazon自身の販売商品
- Amazon自身が出品している商品なので、当然Amazonが発送を行う。返品やクレームの受付もAmazonが行うため、何も心配せずに購入して大丈夫。
- 個人や事業者の販売商品(FBA発送)
- 個人や事業者が出品している商品だが、発送はAmazonが代行する商品。発送も早く、返品やクレームの受付もAmazonが行うため安心。
- 個人や事業者の販売商品(自己配送)
- 個人や事業者が出品している商品で、発送も出品者が独自に行う。返品やクレームは出品者と直接交渉が必要になるため、無名店舗の場合は慎重に。
とは言え、事業者ならまだしも、相手が個人の場合には本当に信頼できる取引相手なのか気になるところですよね?
それでは、相手が信頼できる取引相手なのかを判断するポイントをご紹介していきます。
まず、購入を検討している商品の販売元名称が、長い英数字の羅列や不自然にふざけたネーミング、または新規登録の出品者である場合、アマゾン詐欺師の可能性が高いと考えられます。
以下に示す販売元名称は例であり、実在する場合はそれを意図したものではありません。
危険なパターンの例①
(例)出荷元:kladjndfjnal
(例)販売元:kladjndfjnal(新規登録者)
危険なパターンの例②
(例)出荷元:Amazon
(例)販売元:卍卍卍野郎凸
(50件の評価)★★★★☆
出荷元がAmazon、または誰でも聞いたことのあるような大手販売店であり、かつ販売元の名称が不自然でなければ、まずは安心できると言えるでしょう。
安心できるパターンの例①
(例)出荷元:Amazon
(例)販売元:Amazon
安心できるパターンの例②
(例)出荷元:Amazon
(例)販売元:沼探*SHOP
(50件の評価)★★★★☆
安心できるパターンの例③
(例)出荷元:大手販売店
(例)販売元:大手販売店
(400件の評価)★★★★☆
しかし「沼探*SHOP(50件の評価)★★★★☆」と「卍卍卍野郎凸(50件の評価)★★★★☆」だとしたら、パッと見では甲乙付け難いですよね?
その場合には念には念を入れて、販売元の詳細を確認することをおすすめします。
販売元の詳細を確認する
念には念を入れて確認する場合、販売元の詳細を確認します。確認ポイントは販売元の評価と住所です。確認手順は次の通りです。
販売元の評価の確認方法
該当の販売元名称をタップしてレビュー欄を参照
販売元の住所の確認方法
該当の販売元名称をタップして特定商取引法に基づく表記欄を参照
評価の確認
先ほどの危険なパターンの例で説明します。「(例)卍卍卍野郎凸」さんの評価はパット見良さそうですが落とし穴があります。
4つ星ですからね。名前はともかく評価は高いように見えますね。
危険なパターンの例
(例)販売元:卍卍卍野郎凸
(50件の評価) ★★★★☆
販売元の詳細情報を確認すると、返品・返金の対応後などにAmazonにより削除された低評価レビューが大量にあり、この低評価が総合評価に反映されていない可能性があります。
Amazonによって削除されたということは、購入者に実害は無かったんでしょうけど、しっかり確認した方が良さそうですね。
住所の確認
次に「kladjndfjnal(新規登録者)」さんを見ていきましょう。世間相場が5万円するブランドバッグを3万5千円で出品しています。住所を見てみますよ。
微妙に本物が超お得価格っぽい設定なので、つい買ってしまいそうですね。
危険なパターンの例
特定商取引法に基づく表記(例です)
販売業者: ZGRT Enterprises Ltd.
住所: Building 1024, Level 23, International Free Trade Zone, Vurskarn, P.O. Box 56789, Khinvaria
ど…どこですかここ。
この住所は架空ですが、詐欺の典型的なパターンです。商品が届かない可能性が高いですが、仮に届いたとしても、返品や返金がスムーズに行えるのか非常に疑わしい状況です。
事例紹介
最近見かけたヤバそうな事例をご紹介します。
これは任天堂のゲーム機が「新品」として販売されていた事例ですが、商品の写真がどう見ても開封された状態で畳の上で撮影されています。
もうツッコミどころしかないのですが、Amazonでは商品のメイン写真は白背景と定められているため、背景が畳の時点で私なら絶対に購入しません。
そもそも「新品」なのに開封されてますもんね。出品者の総合評価は4.8ですが、詳細まで確認するとクレームだらけですね。。
フィッシング対策
詐欺の手口は商品販売だけに限りません。偽サイトを使って個人情報を盗むフィッシング詐欺も増えています。これらの詐欺を防ぐためには、公式サイトを正しく見分けることが不可欠です。
公式サイトか確認する方法
フィッシングサイトは、Amazonの公式サイトと非常によく似たデザインをしているため、一見すると区別がつかないことがあります。詐欺サイトに引っかからないためには、以下の点を確認しましょう。
URLのチェック
Amazonの公式URLは「amazon.co.jp」または「amazon.com」です。少しでも異なるドメイン(例:「amazon-shop.com」や「amzon.jp」など)が含まれている場合、それは偽サイトの可能性が高いです。
SSL証明書の確認
正規のサイトには、ブラウザのURLバーに「鍵マーク」や「https://」が表示されます。これが表示されていない場合は、個人情報が盗まれるリスクがあるため、即座にページを閉じるべきです。
メッセージセンターの確認方法
Amazonを装ったフィッシングメールもよく見られる詐欺手口です。これを防ぐためには、Amazonの公式メッセージセンターを活用するのが一番安全です。
メッセージセンターの確認方法
不審なメールが届いた場合、まずはAmazonアカウントのメッセージセンターを確認しましょう。Amazonが送信した正式なメッセージは、メッセージセンターにも表示されます。
メッセージセンターに該当のメッセージがない場合、そのメールは詐欺の可能性が高いです。
メッセージセンターの確認手順は次の通りです。
パソコンの場合
「アカウント&リスト」 > Eメールとメッセージ下「メッセージセンター」
アプリの場合
「画面下部の人型」をタップ > 下へスクロール > アカウントサービス「全てを表示」 > 「メッセージセンター」
アマゾン詐欺商品の見分け方!:詐欺に遭った場合の対処法
オンライン詐欺に遭うと誰でも不安に感じますが、冷静に対処することが大切です。ここでは、アマゾン詐欺に遭遇した場合の具体的な対応方法について説明します。
購入した商品が届かない場合の対応
商品が予定日に届かない場合、迅速にAmazonのサポートへ報告することが大切です。注文内容や取引条件に応じて対応が異なるため、まずはサポートに連絡して必要な手続きについてアドバイスを受けましょう。
また商品が予定日に届かないケースでは、以下の対応も有効です。ただしキャンセルができない商品などもあるため、まずはAmazonサポートに連絡すべきです。
配送状況を確認する
商品が届かない場合、まずAmazonの注文履歴にアクセスして、出荷状況や配送予定日を確認しましょう。在庫状況等により、純粋に発送が遅延するケースもあります。この場合にはメッセージセンターに通知が来ているはずですので、こちらも合わせて確認しましょう。
出品者に連絡する
商品の発送が遅れている場合、以下の手順で販売者に直接メッセージを送ることができます。販売者の対応によっては問題が解決することもあります。
「注文履歴」 > 該当商品の「注文内容を表示」 > 販売:「出品者名」 > 「この出品者に連絡する」
取引のキャンセル
出品者が対応しない、または納得できない場合は注文履歴から該当の商品を選択し、「商品のキャンセル」を行います。
「注文履歴」 > 該当商品の「注文内容を表示」 > 「商品をキャンセル」
連絡しても回答が来ないような出品者は、概ね商品を発送する気のない出品者であると考えられます。
サポートの指示に従って早々に取引をキャンセルした方が良さそうですね。サポートへの問い合わせ方法は次の通りです。
サポートへの問い合わせ方法(パソコンの場合)
「アカウント&リスト」 > 「カスタマーサービスに連絡」 > 商品を選択 > 「注文内容の確認、変更、キャンセル」 > 「カスタマーサービスへ連絡」 > 「今すぐ電話をリクエストする」
サポートへの問い合わせ方法(アプリの場合)
「画面右下の3本線」 > 「カスタマーサービス」 > 「ご注文内容について」 > 商品を選択 > 「注文内容の確認、変更、キャンセル」 > 「カスタマーサービスへ連絡」 > 「今すぐ電話をリクエストする」
送料が異常に高い場合の対応
送料が異常に高いことに気付いた場合、これは腹立たしいのですが購入者のうっかりも原因しているためキャンセルできるかが難しいところです。
いずれにしても、商品の発送前であればキャンセルできる可能性も高まるので、少しでも早く対処しましょう。手順は上でご紹介したものと同じです。
注文履歴から「商品のキャンセル」を試みる
出品者に連絡して取引キャンセルを依頼する
Amazonサポートに連絡して状況を報告する
ボッタクリ送料で儲けようとしている出品者の場合、商品発送後にキャンセルを申し出ても恐らく受け入れてもらえません。
適切な送料なのかは購入時に確認するのが一番ってことですね。
購入した商品が説明と異なる
購入時の説明と異なることに気付いたら、速やかに商品の返品を行いましょう。
Amazonで販売されている多くの商品は、返品することができます。ただし返送方法は出品者や商品、返品・交換の理由によって異なりるため、注意が必要です。
基本的には次の方法で返品を依頼することが可能です。
商品の返品
「注文履歴」 > 該当商品の「商品の返品」
しかし、この方法では返品できない場合があります。たとえば、出品者がAmazonを介さずに独自に発送を行っているケースです。
その場合には、画面に別の指示が表示されますので、その指示に従って対応してください。また必要に応じてAmazonサポートのアドバイスを受けることも効果的です。
出品者に連絡して返品を依頼する
Amazonサポートに連絡して状況を報告する
相手がバッタ商品で儲けようとしている出品者の場合、返品交渉は困難になるケースが多いです。なので「出荷元:Amazon」の商品を買うべきなんです。
「出荷元:Amazon」の商品であれば、返品交渉もAmazonが受け付けてくれるので安心ということですね。
アマゾン詐欺商品の見分け方!:代引き詐欺に遭った場合の対応
代引き詐欺では購入した覚えのない商品が届き、高額な代金を請求される場合があります。こうした場合、冷静に対応することが重要です。
代引きで商品が送られてきた場合の対応(受取時に気付いた場合)
商品受け取り時に気付いた場合、まずは注文した覚えがあるかを確認しましょう。もし心当たりがなければ、受け取る必要はありません。
家族の代理で荷物を受け取る際でも、事前に聞いていない場合や心当たりがない場合は、いったん受け取りを拒否し、その後必要であれば再配達を依頼するのが望ましいです。
配達員さんの「なんだよもう!」って視線が痛いですけど、ここは慎重になるべきなんですね。
代引きで商品が送られてきた場合の対応(受け取ってしまった場合)
代引き詐欺の商品を受け取ってしまった場合、どのように対処すべきでしょうか?
これは完全に沼にハマった状態なので、脱出には少々手間が掛かります。相手次第なのでケースバイケースではありますが、問題解決に向けた具体的なステップを以下にご紹介します。
実は我が家も私の留守中に家族が代引き詐欺の商品を受け取ってしまったことがあります。この時のケースを元に紹介しようと思います。
デスク、まさかの経験者だったんですね。
配送業者に連絡する
まず商品が届いた際には、配達を担当した業者(ヤマト運輸や日本郵便など)に連絡して、状況を説明しましょう。状況によっては対応が可能なケースがあるかもしれません。
ただし、一般的には代引きで既に支払いを済ませてしまった場合、配達業者が直接対応できることは少ないです。
荷物に貼られた伝票に本物の発送元が記載されているとは限らないので、配送業者にも情報を開示してもらい、整理することから始めます。
類似の問い合わせが寄せられている場合など、アドバイスをもらえる可能性はありますよね。
発送元に返金を要求する
商品を受け取ってしまった場合は、次に発送元に返金を要求する連絡を行います。この際、注意すべき点がいくつかあります。
自分の住所以外の情報を漏らさない
詐欺師はすでにあなたの住所を知っていますが、追加の個人情報(電話番号やメールアドレスなど)を渡してしまうと、さらなる詐欺や迷惑行為に巻き込まれる可能性があります。
電話で連絡すれば電話番号が知られ、メールで連絡すればメールアドレスが知られてしまいます。
そうやって名簿の価値を高めることが目的なんですね。
安全な方法で連絡を取る
番号非通知(番号に184を付ける)で連絡するか、捨てても良いフリーメールアドレスを利用して連絡を取りましょう。こうすることで、さらに個人情報を詐欺師に渡さずに済みます。
私の場合、交渉用に新規発行した無料フリーメールアドレスで対応しました。手間はかかりますが、これらは高確率で流出するため、普段使用しているものは決して使用しないようにしてください。
泥棒さんの前に現金を置くようなものですからね。
なお、相手先に連絡する際のメールは次のような文章を書けば良いでしょう。
件名: 代引きで受け取った注文していない商品の返金について
突然のご連絡失礼します。
先日、私の自宅に注文した覚えのない商品が代引きで配送され、私が不在の際に家族が代金を支払ってしまいました。以下がその商品の詳細です。
・注文番号:○○○(分かる場合)
・商品名 :○○○
・代 金:○○○
私はこの商品を一切注文しておらず、受け取りの意図もありません。そのため、全額の返金を求めます。返金方法および商品の返送先について、〇日以内に返信願います。
万が一ご対応いただけない場合には、関係機関への相談を含めた対応を検討させていただきますので、あらかじめご了承願います。
氏名 :○○○
住所 :○○○
連絡先:○○○
返金に関する交渉の注意点
返金に応じるといった話になっても、振込先の銀行口座を教えるよう要求されることがあります。
私の場合もまさにこのケースでした。事務手数料に加えて返金に1ヶ月掛かると言われました。もちろん商品返品の送料は発払い(自分持ち)です。
泣き寝入りしたら詐欺師の大勝ち。返金しても銀行口座の情報か商品代金の10%ゲットで詐欺師の勝ち。完全な底なし沼ですね。。
私のケースでは、住所はすでに知られているので、勉強代と考えて現金封筒での返金を要求しました。1ヶ月後に返金されましたが、満額ではないですし、手間もかなり掛かりました。
沼から脱出するために長靴を犠牲にしたような感じですね。でも返金されて良かったです。
断固として戦う!という選択肢もあるのかもしれませんが、相手もプロの詐欺師さんですし、手間や労力を考えれば引き際も大事かと私は思います。
まとめ
Amazonでの買い物は便利ですが、その反面、詐欺のリスクもあります。しかし今回紹介したポイントを押さえておけば、詐欺に引っかかる可能性を大幅に減らすことができます。
重要なのは常に冷静に対処し、怪しい取引には慎重になることです。しっかりと対策を講じることで、安心してAmazonを利用し、賢くショッピングを楽しむことができるでしょう。
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