日本人が全く動じないような小さな地震で、外国人観光客が慌てふためいている場面を見かけたことはありませんか?
日本は地震が頻繁に発生する国であり、地震に対する備えが日常生活に根付いていますが、外国人観光客にとってはその経験が非常に珍しく、時にはパニックを引き起こすこともあります。
本記事では、なぜ日本人が地震に慣れているのか、外国人がどのように反応するのか、そして日本人として外国人観光客にどう接すべきかについて説明します。
この記事を読んでいただければ、地震に対する日本人の冷静な対応がなぜできるのか、その背景や外国人の不安を軽減する方法が理解できるでしょう。
日本人は地震慣れすぎ(海外の反応):外国人観光客がパニクる理由
日本は地震の国、外国は違う
日本は地震が頻繁に発生する国であり、日常的な災害に備えた生活が根付いています。しかし地震が起きる度に驚くことなく冷静に行動できるのは、日本人ならではの特性です。
一方で外国人観光客にとっては地震という現象自体が非常に珍しく、恐怖を感じることがあります。
特に地震を経験したことがない国から来た観光客にとっては、突然の揺れにパニックを起こすことも珍しくありません。地震の規模が小さくても、その恐怖感は計り知れないものです。
地震だよ〜。グラコロ♪グラコロ♪
あれ?地震?震度2くらい?
Oh no, no, no! What’s happening? Oh my God, help! What do I do?!
地震に関する情報が分からなすぎる
日本固有の震度表示は外国人には理解しにくいものです。
震度2の地震でも「大丈夫?」と不安になり、震源地や震度などの詳細な情報が提供されても、外国人観光客はその内容に混乱することがあります。
「震度」は日本独自の基準であり、他国には存在しません。そのため「震度2」などと言われても外国人にはその意味が理解できず、不安を感じることがあります。また地震の情報を得るためには日本の気象情報サイト等を参照する必要がありますが、外国人にとってはその内容がわかりづらいケースがあります。
さらに日本では緊急地震速報が鳴ることもありますが、その音に慣れていない外国人は恐怖を感じることもしばしば。
どうしていいのか分からず不安に感じる観光客も多いため、日本人が冷静に振る舞う姿を見て、よりパニックになってしまうこともあります。
地震です!!グラコロ〜♪グラコロ〜♪
うわ、、うるさいなあ。。とりあえず火の元と扉を…
Oh no, what’s happening? Is this it? Help! I can’t breathe!
日本人は地震慣れすぎ(海外の反応):日本人が地震慣れしてる理由
資源はないが地震はあるぜ-JAPAN
日本は資源がほとんどなく、昔から「資源小国」と言われてきました。しかし、その代わりに「地震大国」として有名です。
地震は日本の日常に根付いており、毎年何千回も地震が発生します。そんな国で育った私たち日本人にとって地震はもはや驚きの対象ではなく、むしろ馴染み深い現象です。
大地が震えるのは当たり前。むしろ地震に慣れすぎて、その感覚を自然に感じ取ることができるようになっています。
世界中で見ても、これほどまでに地震と向き合ってきた国は他にないかもしれません。日本人の「地震に慣れすぎ」という特異な状況は、まさに国土と歴史の産物です。
ちょっとデスク、どこ行ってたんですか?本番始まってますよ?
いやあすみません。トイレに入ってたんですが、、緊急地震速報が鳴り響いてビックリしちゃいました。
子供の頃から鍛えてるぜ-JAPAN
日本の学校では、子供の頃から地震に対する備えを徹底的に教えられます。特に小学校では、定期的に避難訓練が行われ、地震が発生した際にどのように行動すべきかが徹底的に指導されます。
避難訓練では「おかし」のルール、すなわち「押さない」「駆けない」「喋らない」という基本的な行動規範が教えられます。
こうした訓練を繰り返すことで、日本人は子供の頃から地震時に慌てることなく冷静に行動できるようになります。
大人になってもこの訓練の影響は大きく、いざという時に冷静に動ける自信を持つことができます。地震を恐れることなく、むしろそれに対応する力を自然と養っているのです。
「(お)押さない、(か)駆けない、(し)喋らない」って「風林火山(疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山)」みたいで格好いいですよね。武士道!武士道!
遅刻してきていきなり意味不明なこと言わないでください。。
地震以外は苦手だせ-JAPAN
日本人は「地震」には慣れすぎていますが、それ以外のものには意外とビビることが多いです。例えば「雷」「火事」「親父」。
これらはいくら「地震」に慣れていても、いまだに日本人にとって恐ろしい存在です。雷の音にはビクッとするし、大雨や風が強いとつい身構えてしまいます。
「地震」は苦手でも、海外には「雷」「火事」「親父」は得意だという国があります。さて、どんな兵(強者)たちがいるのでしょうか?
デスク、今日の進行自由すぎません?
地震は苦手だが「雷」は得意な兵(強者) - アメリカ
アメリカでは雷が頻繁に発生しますが、特に中西部や南部では雷雨が日常的に起こります。これらの地域では雷が鳴ることは驚くべきことではなく、むしろ生活の一部として受け入れられています。
アメリカ人は雷に対して非常に冷静で、雷鳴を聞いても慌てることはありません。
特に雷が激しくなる夏の時期、雷雨は避けるための対策がしっかりと浸透しており、避難方法や安全対策が家庭や学校で教えられているため、雷そのものに対する恐怖心はあまりありません。
地震は苦手だが「火事」は得意な兵(強者) - オーストラリア
オーストラリアでは火事が発生しやすい環境にあります。特に夏の乾燥した季節には森林火災が多発しますが、オーストラリア人はそのリスクに慣れており、迅速に行動できます。
消防訓練や火災警報システムが整っており、危険が迫ったときには冷静に避難をするなど、火事に対する強い意識が育っています。
さらに、地元コミュニティでは火災発生時の協力体制が築かれており、地域全体で協力して安全を確保する文化があります。
地震は苦手だが「親父」は得意な兵(強者) - イギリス
イギリスでは父親が強い存在である一方で、女性の影響力が非常に大きいようです。
特に「鉄の女」マーガレット・サッチャー元首相やエリザベス女王など、強い女性リーダーが国家を牽引した歴史があり、イギリスの家庭や社会で女性が力強く活躍する文化が根付いています。
イギリスの紳士文化では父親は温和で理性的な存在として尊敬され、恐れるべき「親父像」はあまり見られません。そのため、イギリスの父親は(恐らく)恐るるに足りません。
日本人は地震慣れすぎ(海外の反応):日本人としてすべきこと
地震への備えについてアドバイスしよう
もし外国人の友人が日本に来る予定で、地震に対する不安がある場合は、事前にしっかりとアドバイスをしてあげると安心です。
日本において地震は日常的に起こりますが、建物が耐震設計されているため安全性は高いと考えられます。
まず緊急地震速報が鳴った際は慌てずに、周囲の反応を見て行動することが大切です。テーブルの下に隠れるなどの基本的な避難行動を伝えておきましょう。
地震後は、避難経路や集合場所を事前に確認しておくことが重要です。
地震後は冷静に行動することができるよう、周囲の反応を見て、友人をサポートしてあげることも日本人の優しさとして大切なポイントです。
日本を訪れる外国人観光客が増える中で、「日本滞在中に地震に遭遇するのではないか?」と心配する声も多く聞かれます。
母国では地震をほぼ体験したことがないのに、日本に来て地震に遭遇したら当然パニックになってしまいますよね。
ちょっとくらいビビってやれよ
日本人が地震に慣れているとはいえ、外国人が怖がるのも無理はありません。震度2のような小さな揺れでも、普段地震を経験していない国から来た外国人には、大きな衝撃となります。
だからこそ、日本人としては少しはその不安を理解し、共感してあげることが大切です。
もちろん冷静に対応するのが基本ですが、外国人が恐怖を感じている状況においては、「大丈夫だよ」と一言声をかけてあげるだけでも、かなり安心感を与えることができます。
地震に対する恐怖を感じるのは自然なことなので、一緒に少しビビってみることで、おもてなしの気持ちを表すことができます。
電車の中で緊急地震速報が鳴っても、日本人はスマホから1mmも目を離すこともなく冷静にしています。外国人にとってはその光景こそが逆に恐怖を感じるかもしれません。
「うわー地震かもー。みんな気をつけてー。」くらい棒読みでも、外国人にとっては「おもてなし」の気持ちが伝わるかもしれません。
まとめ
この記事では、日本人がどれだけ地震に慣れているか、その背景と外国人観光客が地震に遭遇した際にどんな反応をするかについて解説しました。
日本は地震が頻繁に発生する国で、地震に対する備えがしっかりと根付いています。
そのため日本人は地震を驚くことなく冷静に対応できる一方、地震を経験したことがない外国人観光客はその突然の揺れにパニックになることが多いです。
また、日本人として外国人観光客が地震に不安を感じた際は、冷静さを保ちつつも少し共感してあげることで、「おもてなし」の精神を示すことができると伝えました。
地震に関する基本的な知識を教えたり安心感を与える言葉をかけたりすることで、外国人観光客をサポートできることが重要です。
コメント